詩│地球の瞳
星空
木立が満天の星にめがけて枝葉を
伸ばして
小さな丘をくだると樹の幹と根が
あります
その根から丘を駆け上がる
枝葉と満天の星空が一体になる
ひとつのドームに私は立って
あなたへの思い
あなたの存在の中に包まれた
気持ちになります
どうか その微笑み
その微笑みの中に
私を置いてください
あなたの瞳の中に入った
様なこの星母子のドームで
涙の輝き 微笑み
手を広げて 目を閉じて
包まれます
例えようがない
太陽に背をむけた寂しさに
そっと寄り添ってくれる
星空が優しく輝いて
私はあなたの瞳の中に入ってゆく
あなたの見るものに包まれます
同じものを見ています
同じものを探しているかのようです