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詩│夕焼けにみずいろ

真昼のカーテンが風に揺れて

音楽も部屋にゆっくり

流れていく

傷ついてもなお

優しくなれそうなメロディー

悲しみが真っ赤な目をして夕焼け色

街を包んでゆく

オレンジタウン

風に吹かれて

揺らめく水溜まり

君を想いまた明日

悲しみが真っ赤な目をして夕焼け色

街を包んでゆく

オレンジタウン

風に吹かれて

揺らめく水溜まり

君を想いまた明日

言の葉を風にのせて

どこに向かうのかは

もう聞いちゃ駄目らしい

何故君はそんな目をして

遠くから見つめるの

黄昏をただながめては

夕刻の五時のチャイムを

ちょっと感傷的に

ちょっと素敵に耳を傾ける

恋は水色

傷ついてもなお優しくなれそうな

メロディーを

いつまでも聞いていたい

そんなふうに

カーテンがゆれている

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