研究職派遣、という働き方

私は今「研究職派遣」という働き方で
週9時間程度でゆるーく働かせてもらっています。

何故この働き方をしているのか
それは一言で言って
「正社員になれなかったから」

私が就活したのは2006年。
就職氷河期と言われていた頃です。

大学で理学部だった私は、あらゆる研究職に片っ端から応募してはド派手に玉砕していました 笑


氷河期ゆえに大学名で足切りなんてことも当たり前の時代でしたが
私が就活に苦労したのは学歴が原因ではありません。
周りの友達や先輩には一流大手企業に採用された人もたくさんいます。

だからこそ苦しかった。
手当たり次第、100以上はエントリーしたと思います。
「お祈り」メールで埋め尽くされるメールボックス。
「慎重に検討しましたが残念ながら今回は…」というアレです。

やりたい事も、入りたい会社も、何もなかった。
ただ、お給料をくれれば何でも良かった。
そんな薄っぺらくてやる気もない人間であることがバレてたんですかね 笑

とにかく苦労の連続で、今思っても人生の一番の暗黒期です。

それでも就職しないという選択肢はなく
とにかくがむしゃらに活動し続けた結果
やっっっと採用してもらえたのが
特定派遣
という、派遣会社に正社員雇用されて派遣先で働くという会社でした。

自己肯定感が地の底まで落ちてボロボロだった私は
早く就活地獄から抜け出したい一心で内定に飛びつき無事就職。

決して給料も待遇も良くはなかったけれど
一応正社員で安定雇用。
ホッとしたことを今でも覚えています。


それから十数年…

今では正社員型ではなく
普通に登録制の一般派遣として
当時と同じような業務についています。
転居に際し、同じ派遣会社内で雇用形態を切り替える必要がありこうなりました。

派遣としてしか働いていないことにコンプレックスも感じるものの
それでも不満はありません。

この働き方だったからこそ
結婚による転居も
出産も
海外赴任帯同も
どれも諦めずに叶えることができたからです。


今振り返って思うんですが
「技術系の派遣職はライフステージの変わりやすい人にはめちゃくちゃオススメ❗️」です。

理由は3つあります。

1️⃣技術系なら採用されやすいし賃金高め

→資格はないものの専門性の高い仕事をしているので採用されやすく、時給単価も高め。

2️⃣派遣会社が新しい働き先を見つけてきてくれる

→転居が多く出産などもあったため、何度も職場を変わりましたが、その度派遣会社が勝手にマッチする職場を見つけてきてくれるので就活の必要なし!
こちらの希望を叶えてもらえるように派遣先と交渉もしてくれます。

3️⃣職場がホワイトなことが多い

→私見ですが、研究職は全体的にホワイトな職場が多いように思います。
これまで5社勤めていますが、どこも冷暖房完備、力仕事なし、定時上がりです。
体力的に歳をとっても続けやすいので
研究職の正社員を定年退職された人が派遣として働くこともあるのだとか。
また、職種柄なのか皆さん頭が良く礼儀正しい人が多くて居心地良いです。
こればかりは当たり外れあると思いますが…





そんなわけで、私は今も派遣の研究職スタッフとして、のんびり働かせてもらっています。
周りのママ友などに話すと珍しがられる職業なので
ちょっと書いてみました。

もし同じような働き方をしたい方がいらっしゃったら
私のお世話になっている派遣会社ご紹介できますので、お気軽に声かけてくださいね😊

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