ジャバザハットと洗脳

ここのところのニュースをにぎわせているジャバザハットこと赤堀容疑者の洗脳騒動。ただの洗脳騒動ならいいが、これは殺人事件みたいなものであるから軽くは扱えない。

大抵の人は「洗脳」なんてあほやな～。そんなのに引っかかるのが悪いんや～。
なんであんなジャバザハットみたいに醜く太った女に、食べさせすぎは良くないとか言われて従ってんの？
あっほやな～。とかいう人が大半と思う。

でもね、そういうことってさ、なってみないとわからないのよ。
女にお金を貢いで貢いで、執着して、何百万も借金したり。
毎日毎日パチンコに行ってジャラジャラと金を流したり。
咆哮のような叫びとともにやめて！！といきなり態度急変で、警察呼ばれても、まっすぐそっちを向いてる。
猪突猛進じゃないけど好きなのか執着なのか微妙なところで揺れ動き、
金も突っ込んでるから後にも引けず、しかもまだまだ好きな感情が大きく残っていて身動きが取れないの。

そういうことになったことない人が、俺は大丈夫、私は大丈夫と言っていても俺は信じない。
ジャバザハットが言葉巧みに金を引っ張ったのかもしれないけど、ある意味共依存だと思うなあ。
どっちもどっち。引っ張る化け物もやばい奴だし、もしかしてその化け物を引っ張っている奴がいるかもしれない。
引っ張られた奴は金を突っ込めば突っ込むほど、依存体質になっていく。相手のためなら、なんでもやるようになる。周りを遮断する。
それでも愛する子供まで犠牲にするというのは極端なケースだが、段々と孤独になっていくことは確かだ。

つまりは、普通の次元でこの事件を考えていては理解不能。
なったことある人しか、わからない事件だなあと思ってその記事を見ていた。
赤堀容疑者には悪意があるが、悪意なくそう振舞う人もいると思う。
単純に片づけられない気がする、この事件。
明るみになったからには、何かを学んでおけということ。
兆しが見えたところで逃げるが勝ち。
逃げるタイミングを逸したところでゲームオーバー。

そういうことがあるかもしれないという、かもしれない運転ならぬ人生の過ごし方をしないと、
「貴方も引っかかるよ」という啓示。ここ、大事だよな。