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🎞ラヂオの時間 大人が必死になっている姿って元気になるよね

三谷幸喜初の長編映画監督作品。1997年、25年前ということで俳優陣が若い若い。
三谷幸喜が主宰する劇団の作品を映画化したもの。

〜あらすじ〜
生放送のラジオドラマを控え、緊張気味のスタジオ。
初めて書いた脚本が採用された主婦のみやこも、直前のリハーサルを見学していた。
そんな中、突然主演の人気女優が設定を変えたいと文句を言い始める。困り果てたプロデューサーは、みやこに脚本の書き直しを依頼。だが他の出演者も口々に不満を漏らしはじめ、メロドラマだった物語は次第にアクションへと変貌してゆく。

Amazon prime video より

三谷幸喜らしい登場人物の動きが絡み合うドタバタ劇でありながら、三谷幸喜にありがちな奇抜すぎる人物は登場しない。少々癖は強いけれど現実にいそう…と思わせてくれる人物たちなので、気を張らなくても頭に内容がスッと入ってきて心地良い。
私は三谷幸喜のこういう作品が好きです・・!

上に引用したあらすじの通り、大人の事情が複雑に絡み合ってリハーサルとは違う設定で生放送が始まる。
けれども設定が違うんだからなかなかうまくは進まない。

元々のラジオドラマは日本のパチンコ店で働く主婦を中心に進んでいくロマンスストーリーだったはずが、主演女優のワガママで主婦の名前をメアリージェーンに変更したことからその他登場人物の名前も代わり、あれよあれよと舞台は海外へ。
それでも生放送が始まってしまったからにはなんとかして良い作品にしようと、無理矢理マシンガンを登場させたり、ロケットを登場させたり、スタッフがテンポ良く悪戦苦闘するので思わず笑ってしまう。

それぞれの俳優の良さが出ていて、ちゃんと全員どこか光る場面があるのも三谷幸喜のドタバタ劇で好きなところ!
ちょこちょこ登場するトラックの運転手は何??と思っていたら渡辺謙でびっくりした。

私みたいに多数の事情絡み合い系が好きな方なら、肩肘張らずに画面越しの状況を楽しみながら観る映画として100000点です!

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