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適応障害とわたし@2020/10/26

さわやかで気持ちのいい目覚め。でも布団から少しでも手足を出すと、部屋の冷気で鳥肌がブワァッと全身に立つ。スマホを見ると6時10分。週の始まりから早起きできてよかった…。ここ2、3週間は中途覚醒もないし、ベッドに入っても寝付けない日もない。少しずつ睡眠導入剤の量も自分でコントロールしながら眠れるようになってきたし、明日の通院で減薬できる気がする。いや、できないと大変困るんだけど。

今週で10月も終わり。「2020年も残り2か月ですね~」とスマホのラジオからしんみりした声が聞こえてきて、なんとなく身の危険を感じた。「年内にかならず会社を辞める!」と1週間に3回くらいの頻度で日記に書いてるくせに、未だに辞める準備が整っていない。このまま悠長に構えていられない。2021年の3月末が最終リミット。わたしの場合、昔から目標や日付を前もって設定しないと尻に火が点いたように行動できない。否、しないのだ(威張って言うことじゃない)。
だから、今度こそ絶対に嘘偽りなく確実に辞める。今の会社にいても自分のやりたいことは実現できないし、今の会社と上司が最大のストレス因子になっている以上、やっと寛解にこぎつけた適応障害や不安神経症が悪化しかねない。会社を辞めれば寛解する確証なんて無いけれど、開発スキル0でロクな仕事もできてないのに、いつまでも会社の脛をかじって楽しくない仕事に1日の大半を費やしている日々なんて言語道断。地獄に落ちるより嫌だ。
あと2か月、されど2か月。24時間のかたまりが61日間もあれば、当然やれることだってたくさんある。たとえ泥臭い作業だとしても、自分が選んだことで自分が満足できているなら絶えず前を向いて突き進める。
朝のストレッチを終えて朝食の肉まんをかじりながら引き出しにある退職願と退職届を見て、もう去年の弱った自分を思い出してる暇なんてないと改めて思った。

9時までギターの練習をしてから本日の業務を開始。朝のzoom会議が終了した直後、今まで後輩が受け持っていた業務の引継ぎ作業が入った。その瞬間、なんとも言えない気持ちでいっぱいになった。
会社の人間は誰一人として、わたしが会社を辞めるつもりでいることを知らない。今は月1の通院とFREXの週4勤務がデフォルトになっているが、本社で自社システムの保守を担当している以上、いつまでも時短勤務のままでいるわけにはいかない。
それに開発スキルが後輩たちより圧倒的に低い身なら、なおさら部長や上司に「まだ良くならないの?」と煽られるに決まってる。いや、そもそもメンタル疾患は完治するものじゃないって知らないのも可笑しな話ではあるけれど。ケアストレスカウンセラーの公式テキスト読んでから一昨日来やがれください。
だからと言って、引き継ぎ業務を拒否する権利なんて今のわたしには皆無。逆にわたしがパワハラを受けてたのに誰1人スルーして、あまつさえ適応障害とうつ病になった原因を「開発作業が苦手でストレスだったから」と本人の意見ナシに勝手に解釈した点については、退職直前にきっちりカッチリしっかりバッチリ文句を言ってやる。「もっと早く相談してくれればよかったのに…」と言われるのが関の山。けれど、毎年3、4人の退職者が出ているにも関わらず、今さら「なんでも相談窓口」なんて設けたって遅いことを理解するのが会社の1番の課題だ。社員のケアストレスもロクにできてないのに、コロナ禍による赤字回復宣言をよくもまぁ声高に主張できたものだ。開いた口が塞がらないどころか、あまりに可笑しくて逆に笑えてくる話だ。
それなら此方としても相応の態度を取らせてもらうまで。争いごとや揉め事の類は、物事をスムーズかつ穏便に済ませるのには不向きだ。
とりあえず今は、依頼された業務を無理のない範囲とペースで進めさせてもらうことが先決。いくら体調や精神状態が安定してきた実感があっても、主治医から通院を推進されている以上は安心できない。もう会社の人間に何もかも奪われたくない。また心と体をボロボロに壊されてたまるか。

復讐心を燃やしながら会社への報復を考えるより、いかに自分が最高で楽しくて幸せな人生を送れるか考えながら生きるほうが、道半ばで死んだときのショックや苦しみ、悲しみは小さくて済む。
それに、どんなに重い病気を抱えていても会社は病気を治してなんかくれない。傷病手当金と休職の手続きをして追い返されるだけだ。
こんなことを言ってると、どこからか「甘えたこと抜かしてんじゃねぇ!体調管理も仕事のうちだろうが!」という声も聞こえてきそうだ。
ならば、わたしはこう返す。
自分の体調さえ優先できなくなってしまった社員の顔色や様子を窺えないあなたの目は節穴か何かですか?今すぐ有給を取って眼科と心療内科を受診することをおすすめしますよ。

あ〜あ〜…また会社と上司の愚痴を書いちゃった。
でもストレスを溜め込んで枕と毛布を涙でビッショビショにするよりマシか。
ネガティブ全開でいるより、無理してポジティブを振る舞おうとするくらいなら、ポジティブで自己許容感で満たされてるほうが心地がいい。

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