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世界名作劇場「ナンとジョー先生」

作業bgmで名作劇場の「ナンとジョー先生」という作品を最終話まで聞きました!

あらすじとしては…
主人公の少女ナンが子供のころ過ごしたプラムフィールドでどのように過ごし、そしてそこで暮らす子供たちがどのように成長していくのかを描いた作品です。

この作品の胸温ポイントといえば、若草物語のジョーがプラムフィールドの先生として出てくるところです。
ジョーとフリッツの二人は子供たちを預かって様々なことを教えるのですが、「学問」を教えるだけではなく、一人の人間として社会に出ていくことを見越して様々なことを子供たちに教えていきます。

子供達にはそれぞれお仕事があります。牛の乳しぼり、畑の世話、家具を作ったり、牛や馬の餌となる干し草を刈り取ったりなどなど。
今の時代だと子供に働かせているって批判されてしまうのでしょうか…?
でも、大人と一緒に働くことで仕事の楽しさやつらいことなど様々なことを学ぶんだろうなと思います。

また子供たちはそれぞれ動物を飼って世話をしています。命を育てることはとても大事な勉強になるというのがフリッツの教えなのです。

私が感じたことは、この物語ではそれぞれの子供たちの個性をしっかりと理解して、どうしてあげるのがその子にとっての最適なのかを一緒に考えていくというジョーとフリッツの教育方針がとても素晴らしいなと思いました。

特に印象的だったのは、ナットという少年が時折小さな嘘をついてしまう癖を治すために、本人を怒るのではなく、嘘をつくたびに先生の手を強く定規で叩くという方法をとったことでした。
ナットはきっと自分が罰せられたとしても忘れてしまう。だけど、自分が悪いことをしたのに人を傷つけることでナットの中に強く印象に残るだろうというフリッツの考えだったのです。
こういう罰って聞いたことないなって思ったんですが、ナットのことをしっかり見て、考えていたからこその考えなのかなと思いました。

現実の学校ではこんなに子供たちにしっかりと向き合ってあげることってきっと難しいですね。人数も多ければ、四六時中一緒にいるわけでもないですから。
でも、お父さんお母さんがそういった部分を担うことで子供たちものびのびと自分の個性や興味のあることを見つけて生き生きと成長していくことができるのかなぁって思いましたね…

それから、ナットの友人のダンがプラムフィールドに来てからどのように成長していくのかという過程もとても見ごたえがあります。
ジョーって素敵な女性だなぁって、こんなに心広く持てないよーって思うくらい憧れますね(笑)

それと、日常を描いた作品ですが、それぞれの表情や仕草、演出などでどんなことを思っているのかがすごくわかりやすいです。
今のアニメよりも人とのかかわりあいや思いを繊細に描いているように感じました。

ぜひ、親子で見てもらえると嬉しい作品です。
youtubeに違法じゃなく無料で全話見れるところがあるので、
良ければ見てみてくださいね♪

https://youtube.com/playlist?list=PLbfBE23aoVruUbIdLgm7ithMg5tRayOel

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