つみたてNISAの始め方Q&A(投資の基本3)

 積立てNISAについては、長期で資産形成したい方がiDeCoの次に検討するべきだと思います。特に注意を促したいのは、個別株を買って一儲けしたいと願っている人ほど、まず先にiDeCo、次につみたてNISAを検討すべきです。資産運用の基礎部分があっての個別株トレードだと思います。(著者)

投資の順番
 1.確定申告(節税)
 2.iDeCo
 3.つみたてNISA(投資信託) ←イマココ
 4.投資信託・個別株投資
 (著者)

Q1. 株式投資信託を買うんですか?

 資産づくりのための金融商品といえばかつては預貯金が中心でしたが、近年は株式や債券購入などによる投資も身近になってきています。しかし、株価や債券価格は変動するリスクがあり、それによる利益・損失については、一人ひとりが十分に理解しておく必要があります。

図を見ると、定期預金のリターンの低さがえぐいですね。昔は預金の金利が高かったのでお金は溜まりましたが、今は金利が低いので出来るだけリスクの小さい方法で株式投資信託を買うのが良いと思います。(著者)

画像1

引用:政府広報オンライン (掲載内容が変わり現在は掲載されていません)

Q2. なんで免税期間が「20年」あるの?

20年の長い期間でなら株式投資に資産を振り向けやすそうです。(筆者)

 保有期間による違いを試算したのが、次のグラフです。「毎月同額ずつを国内外の株式・債券に分散投資する」という条件で、保有期間が5年の場合と20年の場合を比較しました。この試算では、保有期間5年ではプラスになる場合もあればマイナスになる場合もありますが、保有期間20年ではマイナスにはなりませんでした。

 分散投資を行い、長期で保有することで安定的に収益を得られる結果となる傾向にあります。

画像2

引用:政府広報オンライン (掲載内容が変わり現在は掲載されていません)

Q3. 一般NISAじゃ駄目なんですか?

 つみたてNISAは、これまでの一般NISAと比べ「投資初心者をはじめ幅広い年代の方にとって利用しやすい仕組み」となっています。

「」内引用:金融庁

 つみたてNISAは、一般NISAと比べて投資できる金額が少ない代わりに長期的な運用に向く、といえます。

引用:政府広報オンライン

 上記にある通り、つみたてNISAは初心者のために作られた制度のようですので、初心者にはつみたてNISAが良いです。余剰資金が多く中級者以上であれば一般NISAを検討しても良いと思います。(筆者)

Q4. どこに申請すれば良いか教えて下さい

 ズバリ、NISAランキング1位のSBI証券に申請すれば良いと思います。そこはちょっと、、、という方は2位の楽天証券や3位の野村證券などを検討すればOK。
 ランキングが1位ということは、過去に最も多くの人が口座開設に際し悩み・調べた末に選んだ口座だと理解してよいです。

 投資で大事なことの一つに「皆と同じことをする」ということがあります。周りの人が同じ口座を持っていれば、銘柄の悩みを共有したり、申し込み方法、画面の操作方法などについて交流することが出来ますよ。

価格ドットコムNISA(ニーサ)口座 人気ランキング
 1位:SBI証券 申し込み
 2位:楽天証券 申し込み
 3位:野村証券 申し込み

Q5.どの商品を買えば良いかも教えて下さい

 ズバリ、各証券会社のランキング1位商品のみを積み立てれば良いです。もっと分散したい方、日本株にも投資したい方などは、ご自分の意志で決めればOKです。(そのほうが好ましいです。)
 ランキングが1位ということは、過去に最も多くの人が口座開設に際し悩み・調べた末に選んだ口座だと理解してよいです。投資で大事なことの一つは「皆と同じことをする」です。例えば、自分一人だけ変わった商品を購入し、それが暴落したら心理的にとてもつらい状況になってしまいます。
(筆者)

SBI証券 月間積立設定金額(つみたてNISA)2021/1/1 ~ 2021/1/31

1位 SBI-SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド
2位 三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
3位  三菱UFJ国際-eMAXIS Slim米国株式(S&P500)

引用:SBI証券

 1位と3位はベンチマークがS&P500と同じですので、両方を買う意味はありせん。(筆者)

楽天証券

1位 eMAXISSlim米国株式(S&P500)
2位 eMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー)
3位 楽天・全米株式インデックス・ファンド

Q6. ジュニアNISAにも入った方が良いのですか?

 ジュニアNISAにも税控除のメリットがあります。但し運用する場合は名目上の資産は子供のものとなりますので、念のため注意すべきと思います。(筆者)

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