9連敗

巨人を迎えた10日の甲子園、左翼席の1部が残っていた当日売りの入場券も午後1時試合開始の30分前に売り切れオープン戦では異例の4万1,129人の観衆がスタンドを埋めた。前日まで8連敗、一つも勝てていない阪神、選手の気持ちが変わらなかったらプロでないがソフトバンクから移籍、下手投げの高橋礼に3回まで2回の前川の中前安打、1本に抑えられた。

 投手はこの試合、ブルペンデーとあって岡留が先発。1回巨人先頭の吉川尚に中前安打されたが、後を抑えノルマの2回は0。3回は岩崎が0に抑えたが4回石井が1死後丸、岡本の連続安打で1、2塁。オドーアの1ゴロで2、3塁にされた後大城に右前にタイムㇼーされ2点を先取された。

 岡田監督は中継ぎ投手は8人体制で内わけは当初左右各4人にしていたが9日のヤクルト戦で左の岩貞、椎葉が期待に応えられなかった事から右5、左3にかえた。その矢先この日右の石井が2失点。これで3試合連続。

 7回3人目の津田が3安打で1点追加され3-0。その裏、1死後近本四球、中野死球で1、2塁。森下の遊ゴロを巨人の遊撃門脇がそらす簡に近本一挙ホームイン、大山の左前安打で2点目、1点差に迫ったが、8回から登板の浜地が無死オコエ四球。2死後オドーアの代打佐々木の3ゴロを3塁佐藤輝が1塁に悪送球、オコエが帰り、後岸田に右前ヒットでこの回2点が入り突き放された。

 先頭打者の四球、内野の失策に関しては8 、9日のヤクルト戦でも出て岡田監督は苦言を呈したが効き目なし。負けるべくして連敗は9となったが、気がかりは大山と佐藤の打撃。大山は左前に1本ヒットを打ったが後の打席からだが開いていた。佐藤は5打席、四球1、後は1ゴロ3と遊ゴロ。タイミングが合っていない。

 甲子園でのオープン戦はこの日が最後。後は練習時間が取れないビジター。試合後の岡田監督の話がいつも以上に要領を得なかったのはそのせいか。問題箇所が複数になってきた。状況は日増しに悪化している。

令和6年3月11日

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