中国を知る

https://www.fusosha.co.jp/books/detail/9784594068301


本書の概要

中国専門家にはかけない、中国と日本の関係をまとめた一冊。最初に中国には近代がないので、近代の尺度で測ると相手を見誤るというのは一部は熱狂、一部は苦笑い、一部は反発というところか。

本書を読んだ感想

中国4000年の歴史といったって、今の中華人民共和国との直接のつながりなんてないし、漢民族が国家を支配していた期間なんて、せいぜい1000年くらい。さらに、万里の長城の内側が彼らの支配領域だったので、無理やりに支配をしている、内モンゴル、チベット、ウイグル、チベットの4つは近代的な国家概念からしたら、明らかに別の国だし、歴史を見ても明らか。
あとは、歴代の王朝がたどった8つの段階というのも参考になる。今の体制も、5の芽を潰しきれているのかは気になるところ。

1、新王朝、成立 → 2、功臣の粛清 → 3、対外侵略戦争 → 4、漢字の一斉改変と改ざん歴史書の作成 → 5、閨閥、宦官(かんがん)、官僚など皇帝側近の跳梁 → 6、秘密結社の乱立と農民反乱の全国化 → 7、地方軍閥の中央侵入 → 8、1へ戻る

倉山式8つの段階


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