台湾の疫病対策体験記2022年7月

7月上旬に台湾へ入国し、本日が疫病対策の最終日のため、それまでの体験を記そうと思います。

現時点での台湾のルール

7月現在だと、入国日を0日目として、1日目から3日目が強制隔離期間、4日目から7日目が健康観察期間となっています。強制隔離期間は指定した場所から動くことができず、このルールに反した場合には罰金が課されます。入国時に健康自主申告書にサインし(厳密にいうとウェブ登録ですが)、隔離先のホテルでも同様の文書に署名します。

強制隔離期間中にやること

毎日CECCへ健康観察の連絡を行いました。これとは別に初日(入国からは2日目)にCECCの職員から電話連絡があり、現在風邪の症状がないか、隔離のルールを説明した上でルールに従うことができるか、特に携帯電話の電源を切らないように、念押しを電話口にてされます。私は英語対応だったのですが、どれくらいの言語に対応しているかが少し興味ありますね。まあ、今のタイミングは台湾人の帰国かビジネス目的できている人たちですからね。台湾華語か英語で十分かも。


CECCからのSMSメール

これとは別に毎日2回の検温を行い、結果をホテルへ報告します。ホテルとのやりとりは全てラインでした。lineかwhat’upのどちらかが唯一の連絡手段と事前に連絡が来ていたので驚きはなし。 

自主健康管理期間にやること

3日の隔離が終わると、自主健康管理期間に入ります。ここからは条件付きで外出可能ですが、それには2日以内に実施した抗原検査での陰性が必要です。私は4日目と5日目に外出する必要があったため、4日目に検査を実施しました。どういう時に外出できるかは入国時に紙で台湾華語版と日本語版を手渡されました。

2つのバージョンを並べてみると、いわゆる簡体字中国語と比べると、日本語により近いというのがしみじみと分かりますね。もっとも、繁体字は圧倒的に画数が多いですが。

外出する際は、通常のホテルのルートとは別の導線が用意され、そちらから出入りを行います。夕方に外出して夜に戻ると、戻り口をうっかり見失い、警備員のお兄さんにどこから入るのかを聞いてみましたが、いかんせん、あちらは台湾華語できる前提で話しているので何いってるかさっぱりでした。というか、顔の系統がアジア系ということなので、英語を一切使わないってのは事前の情報どおり。
あと、この外出ルールはホテルによって若干の違いあるようで、私のいるホテルは出る時間と戻る時間の計画を提出し実際に戻ったときにラインで連絡するという形でしたが、他のホテルでは外出は1日1回でキー管理というところもあるようですね。

両期間にやったこと

私は海外のホテルで地元のニュースをひたすら流すというのが好きなのですが、夕方にドラえもん、クレヨンしんちゃん、コナンくんが放映されているとか、朝と夕方のニュースで日本のニュースが流れるのは想定内でしたが、そのニュースの内容が、台湾元と円の変動レートが過去最低を更新とか、今年も秋刀魚が不漁だとか、土曜丑の日を前に消費者の懐が貧しくて大変だとか、そこまで取り上げるっていうのが驚きです。流石に韓国や中国、モンゴルでもこのレベルでのニュースを地元制作のニュースじゃやらないでしょう。
あとは当然といえば当然なのですが、安倍さんの暗殺の件はかなり大々的に取り上げられてました。CNNでも一大特集で取り上げられてましたが、あちらのニュースでは「自由で開かれたインド太平洋」という側面、台湾の人たちにとっては「台湾有事は日本の有事」に代表される、両国間の関係向上が高く評価されていましたね。台北に台湾の人たちのメッセージボードがあると思いますので、どこかのタイミングで見に行きたいと思います。

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