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日本の民放番組を久しぶりに観た感想

平日昼間。それは大半の日本人が働くなり学校で勉強するなりなにかをしている時間である。こんな時間にいい年した男がふらっと出歩いているのも目立つ、特に田舎だと。そこでなんとなく民放を朝から夜までつけっぱなしにして観てみた。

朝 情報番組だけど、自社制作コンテンツ押し売りしすぎ

朝7時の情報番組。これはジャンルでいうと報道なのか情報なのかよく分からないが、このタイミングだと、今週の寒波到来に備える人々の様子と水道管凍結時の注意事項を説明していた。テレビ朝日だと、おそらく自社が制作委員会に入っているであろう、キムタクと綾瀬はるかの映画のコーナーがある。前から疑問に思っている、というよりも、電波の公共性から問題だと思うのが自社制作のドラマとか番組とかありとあらゆるコンテンツをタダで宣伝していいのか。

昼 今週の旬は中国の春節か

さて、この時間帯はかつてはコロナがいかに怖いか、続いてロシアのウクライナ侵攻を延々とやっていたような記憶があり、各局のイデオロギーが少し見えてくる時間帯でもある。モーニングショーをみると、スタジオに玉川が不在。が、コメンテーターの役割はやらず、断熱住宅の取材報告をする形で登場していた。もともと、こういう取材に定評があった気もしたが、もう遠い記憶だ。その後の枠も坂上忍の番組が終わったせいもあってか、どの局もグルメを中心とした報道となっていた。そして、今の旬はコロナ規制が撤廃された中国。故郷に帰る中国人の密着取材や春節での観光地の状況がメイン。日本にはそれほど多くの中国人は来ていないということなのかな。

夜 グルメ、クイズ、旅行

夜といえば、この3要素のハイブリッドが目立つ。ちょっとといっても大分前はラーメン、動物出しとけば問題なしというセオリーがあったような気もしていたが、ラーメンよりも食べ物全般へ範囲が広がった印象。そういえば、もう少し前は大食い系の番組も多かった印象だけど、テレビを見る世帯が高齢化した結果、みるに堪えられなくなってきたのかも。
そして、夜10時あたりから、ドラマか報道。ここら辺もきちんと見ると面白いかもしれないが、いかんせん、興味がないものばかりであった。

一日を通した感想

テレビもなくなることはないだろうが、どうしたら視聴者が増えるのかも分からない、日本の典型みたいなものになってしまった。

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