積水ハウス、終わりの始まりか
本書の概要
五反田の海猫館はマンションデベロッパーが狙う好立地のマンション素地。大手ハウスメーカー満水ハウスがこの物件に関わる事件に巻き込まれ、人々が翻弄されていく。積〇ハウスが巻き込まれた地面師事件をベースに描く経済小説。
読了後の感想
大手不動産会社の積水ハウスが地面師事件で50億円以上の被害に遭い、その後に社内クーデターで会長が辞任、という一連の事件があったのだけど、当時は地面師事件なんて昭和でもあるまいし、ましてや不動産のプロ中のプロである積水ハウスが詐欺に引っかかるなんて失笑の対象でしかなく、どういう手口でこの事件が起きたのかというところにしか着目しなかった。これは騙された側の話。
騙された側の連中がみっともない。それに尽きる。和田会長がいかにワンマンであれ、騙されたダメな連中がクーデター起こして追放するなんてダサ過ぎる。