はぐれメタル

買ったCDからレビューしていきます。

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Pissgrave - Posthumous Humiliation

USはフィラデルフィアで2013年に結成されたデスメタルバンドによる2019年リリースの2nd。 オリジナルのジャケットはまぁかなりのグロテスクなので自主規制。(まあ普通に聴こうと調べたら出てきてしまうのですが…。)交通事故で顔がグチャグチャになった遺体の写真をジャケットにしているそうで、実際目にすると現実味が無くて造りモノなんじゃないかと思いましたがどうやらガチもの。 ボーカルはもはや声とはいえないくらいにグチャグチャに歪ませていて、まるでジャケットの死体のように声になら

    • Artist Focus Vol.1 / Meitei(冥丁)

      こちらではひとつのアーティストにフォーカスを当ててもっとそのアーティストを詳しく知ろう、聴こうという企画です。第一弾は日本のアーティスト、Meitei(冥丁)についてです。 "LOST JAPANESE MOOD(失われた日本)"をテーマに楽曲を制作する広島在住のプロデューサー。話題になり始めたのは海外の音楽レビューサイト"Pitchfork"で彼の2018年作、『怪談-Kwaidan-』がベスト・エクスペリメンタル・アルバムに取り上げられてからでしょうか。初めてアルバムの

      • Black Country, New Road / For the first time

        イギリスはサウスロンドンを拠点に活動する7人組バンドによるデビューアルバム。これまでイギリスで行ったライヴは全てソールドアウト、Sonic Youthのキム・ゴードンや僕の大好きなRadioheadのエド・オブライエンが「既に自分たちの音楽を確立している」と賛辞を贈るほどの大型新人です。最近だとBlack midiやDry Cleaning、SquidなどUKの新人バンド(特にポスト・パンク)が注目されている中の一角で名前が挙げられ、メンバーはヴォーカル、ギター、ベース、

        • Green-House / Music for Living Space

          吉村弘や芦川聡、INOYAMALANDなどここ最近の日本の環境音楽やニューエイジ/アンビエントの再熱で熱心な音楽ファンが盛り上がりをみせていたのが2年前の2019年から2020年頃。名盤の再発も落ち着いてきたところでロサンゼルスからの回答とでもいうべきでしょうか。人間と自然を調和させるOlive Ardizoniによるソロ・プロジェクト、Green-Houseによる1stアルバム。正直なところ、この作品に革新的な何かや新しいものを期待しているのならばそれは少し違うかもしれ

        Pissgrave - Posthumous Humiliation