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福岡開発拠点5周年を迎えて

Naoki Kuroda

この記事は株式会社マネーフォワードの福岡開発拠点が主催している Money Forward Fukuoka Advent Calenar 2022 の 25 日目で最後の記事です。
昨日は AK-10 さんによる「Rustで作る簡易自作エディタ」でした。

はじめに

マネーフォワード福岡開発拠点は、マネーフォワードはじめての地方開発拠点として2017年12月に誕生し、この度5周年を迎えました。良い機会なのでこの5年間の振返りをしてみたいと思います。

開発拠点立上げ前夜

マネーフォワードは2017年に入ってからエンジニア採用の拡大目的で地方開発拠点を検討しはじめました。候補地として福岡以外にも京都、大阪、札幌など複数の地方都市があげられていましたが、最終的にピッタリの立上げメンバーがいるからということで福岡が最初の地方開発拠点に選ばれました。そのピッタリの立上げメンバーというのが、佐賀出身で大学・大学院6年間を福岡市で過ごした経験のある私でした。

たった二人からの開発拠点スタート

かくして、2017年12月1日に福岡開発拠点は、私と当時新卒2年目の若手の二人でスタートすることになりました。キャナルシティ博多向かいの「The Company」というシェアオフィスに入居しました。固定スペースは座席2名分しかありませんでした。

座席2名分の固定スペース

当時の私は、開発拠点設立の主目的であるエンジニア採用ができるかどうか大変な不安を抱えていました。実は福岡進出前にマネーフォワードの当時の社外取締役の森川亮さん(LINE Fukuokaを抱えるLINEの元社長、現C Channel代表)から「福岡のエンジニア採用市場も既にレッドオーシャンだよ」と聞かされていたのです。
そこで私はシニアメンバーが採用できたらラッキーだけど、経験の浅い若手や大学生インターン生なども積極的に採用して、育成して戦力化しようと考えていました。大学生インターンに対しては、いきなりプロダクションコードを触らせる訳にはいかないので、研修課題を与え、しっかりコードレビューして平均3ヶ月ほど鍛えてからプロダクションコードに触らせるようにしていました。その結果、一時期は4人くらい同時に私が直接インターン生の課題のレビューをしていました。

城(オフィス)を構えて拡大機

進出直後はシェアオフィスに入居していましたが、当初から専有オフィスを構えるため物件探しをしていました。しかし、なかなか良い物件は見つかりません。福岡でエンジニア・デザイナーの採用をするのにふさわしいエリアは、天神・大名エリア、博多駅エリアくらいしか選択肢がありません。私は博多駅エリアよりも賑やかで若い人が集まりやすい天神・大名エリアにオフィスを構えたいと思っていたのですが、2017年や2018年当時は「天神ビックバン」の影響で、天神の主要なビルの取り壊しが始まり、玉突きで周辺のオフィスが埋まるという状況でかなりオフィス事情が厳しい時でした。拠点探しには結局3ヶ月くらいかかりましたが、何とか希望の天神・大名エリアのとても賑やかな場所に城(オフィス)を構えることができました。

最初の城(専有オフィス)

城を構えてからは、マネーフォワードが本気で福岡に根を張ってエンジニア採用をしているということが伝わりやすくなったのか、徐々に採用にエンジンがかかってきました。メンバーにもエンジニアの勉強会やイベントにも積極的に顔を出してもらい、福岡のコンパクトなエンジニアコミュニティーのなかで徐々に認知が広がっていったように思います。新たに入社してくれたメンバーが知り合いを誘ってくれるという好循環もありました。

コロナ禍にUIターン採用を拡大

福岡開発拠点設立時からUIターン採用はチャンスと考えており、2019年4月に福岡で開催された「RubyKaigi Fukuoka」でUIターン費用サポートキャンペーンを打ち出しましたが、2019年は適用者はゼロに終わっていました。
しかし、2020年コロナウィルスの大流行によって、リモート中心の働き方への大きな変容にあわせて、今度こそUIターン採用がチャンスと考えUIターンの採用を活発化しました。各種スカウトサービスで九州出身者や福岡勤務希望を出している人に積極的にコンタクトを取り、UIターンによる採用が一気に増加しました。福岡という街の魅力度の高さにも改めて驚かされました。実際にUIターンで就業したメンバーのインタビューも紹介しておきます。

コロナ禍真っ只中の2020年11月30日には、社内から懸念の声もありましたが、城の重要さは身にしみて感じていましたので、現在のオフィスへ移転を行いました。広いテラスでのBBQが懇親会の定番となっている自慢のオフィスです。

現在の福岡拠点。自慢のテラスからの一枚

そしてこれから

福岡開発拠点も5周年を迎え、福岡開発拠点で働き始めてもう数年となるようなメンバーも出てきています。就業直後はすべてが新鮮でどんな事も刺激的で楽しいというハネムーンのような期間はずっとは続きません。
特に進化が著しいエンジニアやデザイナーの世界は、自己成長できる環境に身をおかなければ、自分自身の市場価値が下がってしまう世界です。
開発拠点長である私にとっての至上命題は「成長機会の提供」だと思っています。そのために、変化を恐れず新しいチャレンジを推進していきたいと思っています。その一環として2021年9月には、福岡開発拠点発でゼロベースの新規事業である「マネーフォワード Pay for Business」をリリースできたのは大きな一歩だったなと考えています。

今後も新たな新規事業への挑戦、エンジニア組織のグローバル化、新技術、リアーキテクチャへの挑戦など、成長機会の提供に努めていきたいと思います。

最後に

5年前の福岡開発拠点の立上げ時を思い出すと、Advent Calendarを福岡開発拠点のメンバーだけで回せるようになった事自体が感慨深いです。
5周年を迎えて一番強い思いは、福岡開発拠点のメンバーへの感謝の気持ちです。いつも暖かいサポートでモチベーションを与え続けてくれてありがとう。これからもよろしくおねがいします。

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