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常人の10倍は「膝栗毛」って言ってる

今年は物語/日常問わず、オリジナルの文章をたくさん書くことを目標にしようと思って、閲覧用に登録してたnoteにいろいろ書いてみることにする。

今日は祝いのnote記事。


「労働環境スラム街」と「東海道中膝栗毛」

会社の後輩A、B(この二人の凄さは個別に記事としたい)とのチャットグループがあるのだが、そのなかで頻出している単語、それが「膝栗毛」である。
私はこの1年、恐らく日本人の上位10%に入るくらいには「膝栗毛」という言葉を放ってきた(数えたらチャット内だけで41回だった、リアルでもLINEでも使っているから実際は50回越えるだろう。月に2回は「膝栗毛」と言っている計算だ)。本来の「徒歩で旅行すること」という意味で使用しているのではなく(30年生きてきてはじめて膝栗毛の意味を知る春)、後輩と使用している隠語として
である。

きっかけは私がチャットで、自身の座席周辺の環境がよくない(でかい独り言が聞こえてくる、隣の元部下がタバコ臭いうえに独り言が「ファック」、向かいでは事務補助のおばさんが推しの山伏の話をでかい声でしている)ことを愚痴ったことだ。その環境をまとめて、「労働環境スラム街」と表現したところ、後輩Bから一言、

「東海道中膝栗毛と語呂が一緒」

と返信がきたのである。ぜひ声に出してほしい。「労働環境スラム街」と「東海道中膝栗毛」。たしかに一緒じゃないか?(そんなことない?)
なんという天才だろうと私は仕事中にも関わらずその卓越したセンスに打ち震えてただ涙した(誇張しました)。
それから、我々は、ビミョーな労働環境のことを「東海道中膝栗毛」と表現し、さらに発展して、労働環境を乱すこと(机が汚いとか、上司部下が喧嘩して空気が悪いとか、凄まじい愚痴が聞こえるとか)を「膝栗毛」と呼ぶようになった。

「今日もだいぶ東海道中膝栗毛なんだけど」
「それはご愁傷様です」

といったような会話をチャットでも現実の会話でも行っていた。端から聞いたらナンノコッチャという会話である。


「膝栗毛から1年ですね」

それから1年。

「膝栗毛から1年ですね」という旨のチャットが、今日、後輩から飛んできた。
(実際には3月6日が膝栗毛記念日だが)

そうなのだ、「労働環境スラム街」と「東海道中膝栗毛」の語呂が一緒だと気づいてから1年経過した。後輩A、Bとの仲は深まるばかりだ。
彼女らと仲良くなったきっかけはさまざまあるけれど、その一つに「膝栗毛」が関わっていることは間違いない。

おめでとう、「膝栗毛」。我らの友情と後輩のセンスに乾杯を。

ちなみに、労働環境がいいことは「倉敷」と呼ばれている。(使用例:「あそこのグループは弊社の倉敷ですからね」「あそこの倉敷が膝栗毛したら弊社は終わりですよ」←字面だけだと本当に意味がわからない)

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