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敢えて推しを作らずに生きてきた

話は小学校低学年の時。

当時の夢はモーニング娘。になることだったらしい。

この頃は純粋に夢を語れていたのだろう。
大人になっても7つ上のいとことFacebookで繋がって、
久しぶりにコメントが入って「大きくなったね〜もうママなんだね〜昔モー娘。になりたいって言ってたのが懐かしいよ〜。」と書かれて

ネットに晒すな恥ずかしい!忘れてたわ!

と思ったと同時に、後に小学校中学年くらいには身の丈に合った夢を描くようにすることや、
自分のことを可愛いとか思われてしまうようなマネをしたら嫌われると思って、本心を抑えて生きることを大人になるまでしていたばかりに、この頃は素直に夢を語れてたんだなと分かり嬉しくなった。

モー娘。にハマったのが小学校1年生くらい。
人生で2枚目に買ったCDはモー娘。のLOVEマシーン。
(初めて買ったのは倉木麻衣のsecret my heart)

我が家にお小遣い制は導入されておらず、お年玉で1年間やりくりしていたのでモー娘。にハマってからは、地元の祭りの露店で販売しているモー娘。の写真でお年玉が消えていくというのを経験した。

周りの友達はV6とかキンキとかもっぱらジャニーズだった。
うたばんやMステ、Hey!Hey!Hey!、堂本兄弟を見ては学校で友達とテレビの話をする。
ライブに行ったり雑誌を集めたり、ジャニーズにハマってる子はなんだか忙しそうだった。

日常生活に推しがいるとテレビを見る時間だとか、何かと時間が拘束されるんだな、と。
これは他のアイドルにもハマるとお金が無くなるとなんとなく気付き、推しは1組に絞るようになった。

小学校高学年にもなると、アイドルよりORENGE RANGEやBUMP OF CHICKEN、ASIAN KUNFU GENERATIONが好きになり、そこからJロック、パンクバンド、メタルを聴くようになって
アイドルグッズよりもCDを買うようになった。
好きなジャンルのお金の掛け方には少し気をつけるようになった。

高校生にもなると、好きな人が出来て、付き合うことが出来て、彼氏との時間が楽しくて今でいう推し活がプライベートの時間を占有することに対して不安になったことがある。

彼氏といる時間やメールをする時間は寝る時間削ってでも出来るけど、本当にしなきゃいけない課題とかの時間を配分できないままに、更に推しや好きな事(音楽や漫画)にハマるとパンクする、みたいな。

優先順位を付けるのが苦手で、段取りも悪いので
これは敢えて好きなこと、趣味や推しは沢山作らないように、好きでも深くハマらないようにしようと浅く生きてしまったような気がする。

そう浅いのだ。

今でも時間配分は苦手だし、要領の悪い所を夫に指摘されるとキレそうになる。(言い方に)
だけど、31年生きてきて亀のペースでも
少しは良くなってるんじゃないかと思っている。
(というより家族が増えて、否が応でも優先順位を付けて動かないとといけなくなる)

ここ最近、1〜2年はちょっと余裕ができたのか、かつて趣味だったスノーボードや合唱はここのところ乳幼児子育て中というのもあって出来ないが
YouTubeが日常に入ってきて、
ここ一年はオードリーに再びハマり出してからというものラジオなど日常生活と相性の良いコンテンツ(家事しながらできる)のおかげで
推しのいる生活っていいなと思った。

月曜日はジャンプ、
ワンピースの更新があるから楽しみだし。
土曜の夜はラジオを聴いていつのまにか寝るのがちょうどいい。

ハマるのも悪くないんだ。
浅さや深さなんかは、バランスが確かに大事かも知れないけど
自分が好きなものは何かを自分でも分かっていることが
日常を豊かにしてくれる。

趣味や推しは歳と共に変わるけど
若い時気になってたことにだって
またハマっても良いのかも知れない。

と再びオードリーにハマったキッカケ、
だがしかし情熱はあるのドラマのショート動画が
流れてきたのを見て思った夜。

アディオス!

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