雪が溶ける前に⑥
長すぎるトンネルを抜けて米沢へ。
ちよくんラーメンとか食べる?
もちろんたべます。めちゃくちゃたべます。
連れてきてもらったのは、手打ちちぢれ麺で、シンプルな中華そば。米沢ラーメン、さっぽろさん。焼きそばも店内で推されていたので、すこし迷ったけれど。
めちゃくちゃ美味かった。ほんまに。 また、たべたいけどきっと車じゃないときびしいよなとか思いながら。次いついけるかなー。
駐車場に、というか色んな所に雪を溶かすためのミニミニシャワーみたいなのがたくさんあって、ずっとチョロチョロ水がでてる。すごいな。雪と共に暮らしてきた、雪国なんだなー。
入り時間までにすこし時間があったので、
ちよくん、ハードオフとかいっていい?もちろんです。行きましょう。
中古楽器の多さにテンションあがりつつ、下の古着屋をみるも、いいのがなくて。
最終日だからRYOJIさんのTシャツでライブするのはもう決めていたけど、いつもRYOJIさんは黒系のジャケット羽織ってるから、なんか適当なジャケットを探してみてた。
古着屋やないすよねー、ときくと検索してくれて。すぐ近くにセカストがある!て嬉しそうにいってくれて、なんかそれも嬉しかったな。
そんなんこんなで、770円のジャケットを購入した。それでも時間があったので、上杉神社いってもいいですか?と。2人で上杉神社へ。雪だらけで、全貌がみえずで、こういうのは雪化粧ていうのかな。だとしたら厚塗りしすぎやな、とか思いながら。
動画やら写真やらとったりしてると、ちよくん、撮るよーて、事で写真とりあったりして。なんか修学旅行の時のような気持ちに。
ホテルにイン。フロントの対応も結構独特で面白かった。RYOJIさんは先に会場に行くとのことで、部屋で、さっき買った古着のジャケットに、部屋に置いたあったファブリーズみたいなのふりかけまくった。
けど、あまり効果がでないから、あぁ、薄めてるのかなーとかおもっていたが、それはただの消毒液だった。
そんなこんなで時間になり、会場に向かうも、ほんの200メートルくらいでも、雪がすごすぎて、なかなか進めない。
片側の歩道が雪で埋まっていたし、キャリーが転がりそうなのは車道だけで。雪国、ほんますごい。道、あらへんがな。
会場が少しわからなくて、頼みのGoogleマップを使うも、この雪では使うのもなにか一苦労に感じて。
どうにかこうにか到着し、入り口を間違えた僕を、ゴロウさんが迎えに出てきてくれた。ありがとうございます。 雪が、身体に積もっていたので、雪を落として店内に入るとRYOJIさんのリハーサルは進んでいた。調子の悪かった機材を先にいって治してはったみたいだ。
なんというか、こう言う所も好き。いや、当たり前の事かもしれないけど、ライブがあくまで中心として考えているから。
入り口のBARスペースでのライブ。ピアノが置いてあったので、弾いてもいいですか?と。
奥にライブハウスがあって、なんとも贅沢にそこを楽屋がわりに使わせてもらって。ダンベルがかくしてあったので肩トレしたり、ドラムがあったので、叩かせてもらったりしてはしゃいでると、そのあとRYOJIさんも叩いてくれて、普通に上手くてびびりました。
めちゃくちゃ叩けるんですねー!
昔、バンドのドラムに教えてもらってねー。
すでにこの旅で2人のドラマーが登場されてたけど、どっちの方かな、とも思ったけど、聞くのも野暮な気がしてやめておいた。
この日は50分。
セットリストを決めながら。
あの、ないかもしれないすけど、僕の曲でまだ好きな曲とかありますか?
みたいな会話をしつつ。
じゃあ、ちよくん最終日よろしくね!
こちらこそ、よろしくお願いします!
⑦へつづく
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