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完璧主義がもたらす負の影響


「完璧主義者は丁寧かつ正確に仕事をこなし、妥協を許さないため、周りから信頼される」
「完璧主義者は100%の完成度を求める」

こんなイメージを持っている人は少なくないはずです。

しかし、完璧を求める性格のおかげで、仕事に悪影響を及ぼすこともあります。そして、どうしたら治せるか気になる人もいるのではないでしょうか。

今回は、完璧主義がもたらす負の影響と完璧主義の治し方を紹介します。

完璧主義がもたらす負の影響


・仕事が遅くなる
完璧主義者は仕事を終えるまでに、多くの時間をかけてしまいます。常に最善の選択をしようとするため、素早く意思決定や行動に移すことができず、仕事の進みが遅くなるでしょう。

例えば、車など高価なものを買うとき、自分が絶対に納得する買い物をするため、色々な商品の情報を集めて、買うまでに時間がかかったことはありませんか。

こんな風に、完璧にこなすことに気を取られていると、仕事が進まなくなり、周りに迷惑をかけてしまうかもしれません。


・大局を見失う
完璧主義者はミスがないか細かい部分にも注意を払っています。しかし、ささいなミスに注意を払いすぎると、与えられた仕事本来の目的を忘れてしまいます。

プレゼン資料を作っているとき、文字の大きさやデザインなど細かい部分にばかり気を取られ、資料を作っている目的を忘れそうになったことがある人は少なくないはずです。

細かい部分にも目が行き届くのはいいことですが、本来の目的を忘れないようにしましょう。


完璧主義の治し方


・自分の「普通」を見直す
自分の「普通」について、客観的に見直してみましょう。周りの「普通」と比較することで、自分の中の「普通」がかなり高い水準だと気づくかもしれません。

例えば、あなたが「英語でA41枚の報告書を書けることが当たり前」と考えているとしても、周りは英語で文章を書くことすらできないかもしれません。

自分が考える「普通」の基準が、実は簡単に達成できるものではないことに気づけば、完璧を求めて時間をかけることはなくなるはずです。


・失敗に対する考えを変える
完璧主義の人は、失敗して評価が下がってしまうことを極端に恐れています。しかし、人は生きている限り、失敗しないことはまずありえないでしょう。

周りの人は、あなたの失敗に対して、自分が思っているより深刻に考えていないはずです。

すぐに考え方を変えることは難しいと思いますが、失敗することに対して寛容になりましょう。

まとめ


今回は、完璧主義がもたらす負の影響と完璧主義の治し方を紹介しました。

完璧主義は丁寧に仕事をこなし、妥協を許さないため、周りから信頼される利点があります。しかし、これらの性格が裏目に出て、迷惑をかけてしまうこともあるでしょう。

100点満点の成果を目指すのではなく、手を抜くところは抜いて、70~80点ぐらいの成果を目指していきましょう。

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