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憎まれない憎まれ役


どんなに絆の深く優秀なチームでも、どんなに緻密にプランを練っても、予定通りのスケジュールでいかないことがある。

たった1名の部分のみ完成がしてないと、資料全体としては99%完成していてもお客様に出せないの。

誰の作業が原因なのか、ハッキリさせて、対応してもらうしかないの。

「早くやってください。いつまでにできますか?」的な事を、誰かが本人に言わなくちゃいけない。

嫌な思いをさせちゃうだろうな…と思うから、誰だってその役は、できることなら引き受けたくないよね。

でも、誰かが言わないこといけないの。

一番言いにくいことを言う係は自分だと思って率先して手を上げるんだけど、それは「憎まれ役」とは少し違うの。

言わないといけない。

でも憎まれたくはない。

極力嫌な思いをさせないよう私が工夫している点を挙げてみるね。



1. 人格を否定しない

否定する際に実際の現象や・作業方法・手順など「ダメ」「そうじゃない」などのダメ出しは事実なのでOKよ。

絶対にやっていけないのは人格否定ね。

でも、やっている人多いのよ。。。

そうすると人間関係まで悪くなっちゃうし、逆恨みされるかもしれないから。

物事にダメ出しOKだけど人格にダメでしNGであることを肝に銘じて対応しているから恨まれなくてすむの。


2. 自分の過去ミスに絡めて話す

特に新人さんに伝える時は、「前に私もやっちゃったんだけど…」「ここ解かりにくいんだよね」など、私も間違っちゃったことあるんだよ!というニュアンスで話すようにしてる。

悪気なく間違うことは誰にだってある。いつまでも繰り返さなければ問題なし!ってことを、うまく伝えてあげたいよね!


3. 相手がきちんと対応したら「ありがとう」

言いたくないことを言ったまま、言われたままだと、お互いなんとなくギクシャク。それでは最強のチームは継続できない。

だから、指摘した後こそフォローが大事だといつも思ってる。

「ありがとう。すごくイイ感じになったね!」

私の言葉を素直に聞いてくれたことに感謝。行動に移してくれたことに感謝。

ちなみに、言いたくないことを伝える術で、私の中での究極のお手本は、2013年のワールドカップの時に賞賛された「DJポリス」なの。

誰にも嫌な思いをさせず溢れかえる人波を誘導する神業に私はまだまだ及ばず。毎日が勉強!


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