見出し画像

BUMP OF CHICKENは人生である(前編)


というわけで4/6。

ホームシック衛星2024、マリンメッセ福岡(Day1)に行きました。

初日の横浜に続いて2回目の参戦、通算3度目のBUMPライブ。
毎回のことですが、4人が登場する度に、「神がいる...!」と思います。
それくらいに、私にとってBUMP OF CHICKENは大きな存在なのです。

さて、以下にセトリを乗せます(ネタバレあり)。
曲の解説とかMCとか、歌詞変えとかは他の方にお任せしますので、
その曲の思い出とか、好きな歌詞とかその辺を語りたいと思います。


星の鳥~メーデー
“再び呼吸をするときは 君と一緒に”

orbital periodというアルバムを聞いた時、
才悩人応援歌やカルマや、あるいは花の名のような、
「カッコイイ曲」「聞いたことのある曲」ばかりリピートしていたように思います。
それが一変したのは、ニコニコ動画である動画を見てからでした。
それが、新海誠監督「秒速5センチメートル」のmad動画でした(動画見つからなかった、ごめんなさい。)
『え、この3曲、別々だけど繋がってるんだ!すげぇ!かっこいい!!』
シンプルなわたしは、この曲から徐々にBUMP OF CHICKENという沼にハマっていったのです。


才脳人応援歌
“死にたくなるよ 生きていたいよ”

生きてれば何度だって、どうしようも無くどうしようもない希死念慮が浮かぶ日もあります。
そのとき聞いていた曲に、心を救われること数しれず。
高校で周りに馴染めなかった頃。
大学で上手くいかなかった頃。
役者として上手く立ち回れなかった頃。
周りには才能に溢れたひとが沢山居ました。
そういう人達の隣で、死にたいと思いながら、でも生きていたいと思っていました。
それは過去の話であり、これからも続く人生の話なのです。

ダイヤモンド
“大事なモンは 幾つも無いさ”

28周年イヤーのBUMP OF CHICKEN、新年の箱根駅伝で、サッポロビールのCMソングにダイヤモンドが使われていたのは記憶に新しい話。
(BUMPにとって)記念すべき1年のその最初に、デビューシングルをCMに選曲するという、担当の方のチョイスか素晴らしい。
「アカシア」のときもそうですが、BUMP OF CHICKENを聞いてきた人達が色んなことを頑張って、色んな会社の色んなところにいて、こういうことができるようになる、という想像をするだけで、私としては「凄いなぁ」と思うと同時に「わたしもいつか」という気持ちになったりします。
思うだけならタダだからね。

ハルジオン
"生きていく意味と また 出会えた"

わたしがBUMP OF CHICKENを聴き始めた頃、いつもそこにあったのは「ニコニコ動画」という存在でした。
前述の「メーデー」同様、私の心を打ったのはそこにあったある動画でした。
少し前から、西尾維新先生の小説(というかライトノベル)にハマっていたわたしは、「戯言シリーズ」の動画を漁っていました。
そこで、「お、BUMP OF CHICKENだ、ハルジオン...?ちゃんと聞いたことないかも」と動画のサムネイルをクリック。
そしてまた沼に1歩沈んだのでした。



ハンマーソングと痛みの塔
"捨てたくても捨てられなくて 小さな痛み溜まってた"

捨てられないものか沢山ありました。
それは友達だったり、夢だったり、生活だったり、欲望だったり。
そういうものを背負い込んで積み上げて、そうしてわたしは限界を迎えたのです。
下から叫ぶ人たちのことも考えず、痛みばかり積み上げて。
それが崩れた瞬間に、受け止めてくれた友人がいたことは、何よりの幸福なのかもしれません。


プラネタリウム
"本当に届く訳無い光 でも 消えてくれない光"

一人の人間としての私にとっての光は。
それはBUMP OF CHICKENであり、西尾維新先生であり、辻村深月先生であり、あるいは酸欠少女さユりであり。
では、役者だった私にとっての光は。
好きな役者の名前や、その場しのぎで目標とする役者を挙げたこともありました。
でも、本当の光はどこにあったのか。
それを見つけられなかったことが、役者としてのわたしの不運であり、敗因だったのかもしれません


花の名
"生きる力を借りたから 生きている内に返さなきゃ"

大切な人を亡くすことが、連続して起きた頃がありました。
それは友人であったり、親戚であったり。
生きている人にも、色んな力を借りて生きています。
そういうのを、ちゃんと返せるように。
それが今の願いのひとつです。


arrows
"これだけあれば きっと僕でいられるさ"

ご存知の方もご存知出ない方も、
2024年2月頭にメンタル大爆発が発生し、次いで体調不良(インフルエンザ)になったことで、わたしは休憩期間に入りました。
色々なことから離れ、距離を置いたり俯瞰してみたときに、「これはもしかして凄い体験だったんじゃ?」と思う出来事がいくつかあります。
すこし休んだら、そんな素敵な荷物を抱えて、新しい場所に探検したいと思います。


東京讃歌
"離れた誰かも 離れた自分も 生きてるんだよ"

中村昌樹。都内在住(2024年現在)。
「実家どこ?」と聞かれるので、「川崎です」というと、「近いね」と言われます。確かに。
実家から電車で40分くらいのところに住んでます。
仕事終わりに不意にこの曲が流れると、
「たまには実家に帰ろうか」という気分になります。
ついでに気持ちも少し軽くなります。
一人暮らしも悪くない。


長くなっちゃったので、分割します。
続きは、また明日。


追記:続きました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?