タカサカモト『東大8年生 自分の時間の歩き方』感想

 今回は本の感想。タカサカモトさんの『東大8年生』を読んだ。自分も色々な事情で今大学を休学しているのだが、時々周りの世界と自分の内的時間とのギャップに疲れを感じることがある。そのような状況でこの本と出会えたことは嬉しかった。自分の人生を前向きに考えられるようになった。
 この本を読むと、最初から最後まで旅をしているような気分になれる。人生というのは計画だらけではなく、ほんの些細な偶然の(それは必然なのだが)出会いに左右される。そしてそのためにはIQなどの頭の良さではなく、嗅覚と視覚が重要なのだ。自分の時間を生きて、そこでとことん苦しむ。来年はお金が尽きて生きられなくなるかもしれない、だからこの瞬間のチャンスを逃さない、という人生に対する緊張感があり、本気で生きるというのはこういうことなのかと感じた。

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