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別府探訪/日記(2022/05/25)

こんにちは、レジェンド呼子です。
今回の日記、開始二日目にして長編大作です。

この日は大学もバイトも予定なく暇だったので、
何となく別府に行ってみることにしました。

今回はその別府探訪のレポートをお届けします。

ダンベルプッシュアップ筋肉男のフリー画像


ガソリンスタンド

ここから別府までは高速道路を使っても2時間以上かかるほどの距離があるので、万が一のときに備えてガソリンを満タンにしておくことに。

いつものようにガソリンを入れているとき、「高速道路を走る前はタイヤの空気圧をチェックしたほうがいい」というネット情報をふと思い出しました。

これもまた万が一のことがあるので、空気圧点検をスタッフの方にお願いしたところ「全く空気が入ってなかったですね〜」とのこと。もしかしたらあの回想は、ドライブの神様からのお告げだったのかもしれない……。

空気スカスカタイヤで乗り回していたという、この自動車に対する冒涜ともとれる所業に、自動車愛好家であろうスタッフの方は目に見えてわかるほどの嫌悪感を表してました。ごめんなさい。

あとワイパーも死んでたらしいです。


初めての高速道路

九重の飲むヨーグルト。少なめだが意外と丁度いい

「高速道路で2時間ほど」と分かったように書いてますが、何を隠そう、車校での練習で走ったときから一度も利用したことがありません。片道2時間のルートは初心者向けコースとは到底思えないですが、そのぐらいの距離でないと意地でも下道を通っていっちゃうタイプなので仕方ない。

久々の高速道路……めっちゃ緊張する。特に最初の合流が怖すぎてどうにかなってしまいそうだったけど、奇声を発しながら合流することで事なきを得ました。合流してからは意外と何ともない。のんきに星野源とか聴いてた。

一人旅の途中でPAに寄って休憩するのがちょっとした夢だったので、道中の玖珠PAでひと休み。トイレを済ませ、飲むヨーグルトを食べ、変な展示方法のヘデラ・ヘリックスを見ながら一服して、また車を走らせました。

奥で絡まってるツタみたいなヤツがヘデラ・ヘリックスらしい

別府到着

シン・ウルトラマン

海沿いの駐車場に停めたので、車から出ると潮の香りが漂ってきました。きもち〜。
運転中の緊張が解けてきたのも相まってか、解放感がすごい。

個人的な旅あるあるなんですが、写真を全く撮らないんですよね。
今回はnoteに書くつもりで来たので、たくさん写真撮ってきました。

海キレイだし、iPhone13のカメラ性能もすごい
気持ちよさそう
なにこれ
とりあえずトイレ

とりあえず温泉へ

別府タワー。定休日のため登れませんでした

別府に来たらやはり欠かせないのが"温泉"

この日は真夏のように暑くて汗もかいていたので、ひと風呂浴びてから街を散策することに。通りすがりで別府タワーを拝みつつ、ひとまず温泉探し。

最終的に入ったのは、西鉄リゾートイン別府というビジネスホテルの中にさりげなく鎮座している大浴場。

色々シブい温泉施設があるなかで、どうして僕がこの温泉を選んだかと言うと、マジ☆部というサービスの無料クーポンを使うため。

マジ☆部というのは、旅行雑誌じゃらんが運営しているサービスで、なんと19歳〜22歳までの人が無料でスポーツ観戦したり、温泉に入ったりできるクーポンを配布しているんです。スゴいよね。ステマじゃないよ。

別府の温泉で利用できるのは、ここを含め二つの施設。早速僕はアプリを起動してクーポンを見せm……

「あー……当館は期限が3月までなんですよね……」

500円払って入りました。安いね。


別府冷麺

せっかくだから別府の名物を食べてみたいと思い、ネットで調べてみると、どうやら「別府冷麺」なる名物麺料理があるということで、温泉に入ってサッパリした僕は近所の冷麺専門店を探すことに。

別府は水曜日が定休日のお店が多いみたいで、飲食店に限らず多くのお店がシャッターを下ろしていました。しかも15時ごろという中途半端な日頃で営業時間外のお店も多いなか、なんとか冷麺を提供しているお店を発見。

入ったのは大陸ラーメン
商店街の入口の横にそびえる、味のある風貌のラーメン屋。昼飯時でも夕飯時でもない時間にもかかわらず、結構お客さんが入ってました。

大陸特製冷麺(¥750)

早速、大陸特製冷麺を注文。周りを見回してみると、ほかにも冷麺と温麺(熱い冷麺)を頼んでるお客さんが多かったので、このお店の看板メニューっぽい。

酸味のあるさっぱりとした味で、麺は辛麺で使われてる麺のような蕎麦っぽい食感。温泉で火照った身体に沁みる感じは、まさに温泉街の名物にピッタリな食べ物って感じ。めっちゃ美味かった。

ほかのお客さんが頼んでた中華丼も美味そうだった

時間つぶし

治安

腹ごしらえも済ませたところで、予定までまだ時間があったので近辺を散策してみることに。勝手に別府って都会なイメージがあったのですが、昔から変わってなさそうな、時代と人情を感じさせる街並みでなんかよかった。

コンビニ前でタバコを喫っていると「ライター貸してくれます?」と2回も言われてビビりましたが、そういう見ず知らずの人に怖気づくことなく声をかけられるのも、優しい人しかいないこの街が作りだした素晴らしい県民性なのかもしれない。

デカい天狗の頭が祀ってある神社でおみくじを引いたら大吉でした。やったぜ。

別府は商店街が多いです。
めっちゃ地下道。
明らかにエッチなビル
年季の入ったネコさん
140円のゴリラと100円のゴリラ。この差は一体……?
でっけ〜天狗。
大吉でした。「旅行 利益あり 行きて吉」とな。
明らかにエッチな映画館

本命、別府ブルーバード劇場へ

実はこの別府旅行は前からやろうと思っていて、時間ができたらすぐに行こうと考えていた旅行でした。その理由がここ「別府ブルーバード劇場」

実は今、ここでしか観れない映画があるんです。

まず観たのは『悪党と物書き』

BEPPU TANPEN PROJECTという別府を舞台にした短編映画を、リレー形式で有名監督に作ってもらおうという鬼シブイベントで生まれた作品。

監督は『闇金ドッグス』シリーズなどを手掛けた土屋哲彦監督。
主演は津田寛治氏というかなり本格的でガチな作品でした。

次回作は田口清隆監督のなんと特撮『大怪獣の湯』。そのあとも、あの白石和彌監督や斎藤工監督がメガホンをとるらしい……誰か金貸してください。

次に『ファーストミッション』
実はこれが観てみたくて別府に来ました。

チープな映像とわざとらしいほどド派手なヒーロースーツ。YouTubeで何となく見かけたこの予告編に一目惚れして、調べてみると上映館が池袋と別府だけ。別府ぐらいならいけるんじゃないか、というワケで来たんです。

元脳卒中患者の方々とアクション映画を撮ろう!というプロジェクトでクラウドファンディングを募って誕生した作品。監督はプライムビデオユーザーなら知っているかもしれない『KARATE KILL』主演のアクション俳優、HAYATE(真青ハヤテ)。今作では総監督と主演を務めています。

開幕後、どこか違和感のある10分ほどのワンカット戦闘シーンから始まり、物語が進行していくうちにその違和感の正体が少しずつ明らかになっていくという、いわゆる『カメ止め』コード進行の作品。「これは"ヒーロー版カメ止め"だ!」と言わんばかりに堂々とパロディをやってくれたおかげで観ていて全く嫌な気持ちしなかったし、むしろいい感じに魅力を吸収して、この映画ならではの個性に昇華できてて観ててめちゃくちゃ面白かった。

普段買わないパンフレットも買っちまった。
マジで見に来てよかったっス。

館内はこんなかんじ。サインとポスターがいっぱい
座席の高低差があまりないため、前列にデカい人座られると詰みます

また逢う日まで

映画館を出るころにはだいぶ夜も更けてきたので、さすがに寄り道せずに帰ることに。今思えばもう一回温泉浸かってこればよかったかも。

やはり夜の高速道路は怖いね。初心者はやめたほうがいいです。

先がカーブしてんのかどうかよく見ないと分かんないから、油断してたら壁に激突するんじゃないか……と疲れていながらもめちゃくちゃ気を張って帰りました。雨降りだしたとき終わったかと思った。だってワイパー死んでるんだもん。

しばらくまた別府に行くことはないかなぁ……と思っていましたが、また別府の短編映画観たいし、ブルーバード劇場はよくマニアックな映画を上映してるのでたぶん来月ごろにも行ってるような気がしてきた。高速道路の乗り方もマスターしたしね。たぶん。

ほんと楽しかったなぁ。別府一人旅。

貯金しよ。

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