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ポケモンカードと芸術性

◯です。

昔よくコレクションしていたポケモンカード。
気付けば今や手の届かない存在になってしまっていました。

高額なカードがバンバンと増えていき、まるで資産のよう……。

ただ、そんな理由にも頷ける点としてイラストの豪華さにあります。

ぼくが集めていていた時もイラストが好きで集めていました。

特にルナトーンがお気に入りだったなあ…。

幻想的なルナトーン

最近のポケモンカードにはさらにイラストに力を入れているようで、それが価値にも繋がっているといえます。

ポケモンカード公式サイトのカードリストを見たのですが、どれも綺麗でついつい見入ってしまいました。

今日は全然詳しくない人から見たポケモンカードの芸術性を語ります。

いまのポケモンカード、すごかった。

世紀末美術とムウマージ

ムウマージ
アルフォンス・ミュシャ《黄道十二宮》

これは最新弾にて収録されているムウマージみたいなのですが、もはやアルフォンス・ミュシャのようなイラストです。

植物の絡み具合も非常に世紀末美術らしく、さらにテキスト下付近に描かれている月の満ち欠けの雰囲気は黄道十二宮に似た箇所があります。

このような豪華絢爛さと美しさがこのイラストには秘められています。

パルキアとエッシャー

パルキア
マウリッツ・エッシャー《相対性》

パルキアに関しては、めちゃめちゃエッシャーの騙し絵を連想しました。

目の錯覚を意識した騙し絵の空間に佇んでいます。
まるでパルキア自身が騙し絵を作っているかのよう。

空間を司るパルキアと、空間を支配したエッシャー。
このコラボレーションからは、イラスト作者のこだわりをものすごく感じます。

ポケモンと日本美術

日本郵便×ポケモン

こちらは2021年に日本郵便とポケモンがコラボした際に同封されたカードです。

もうこれについては言うまでもなく、以下の二つがモデルとなっています。

菱川師宣《見返り美人図》
歌川広重《月に雁》

日本の作品とのコラボレーション。
時代を越えてとってもお似合いですね!

特にウッウとか違和感が全くないくらいです。

ポケモンとムンク

ムンク展コラボ

実はムンクともコラボしています。

こちらは2018年に東京都美術館にて開催されたムンク展の際に配布されたカードです。

ムンクの《叫び》をポケモンたちが表現しています。
ムンク自身は自然の叫びを聴き耳を塞いだとされていますが、ポケモンたちもそうなのでしょうか?

コダックについてはゴースト達の影響もありそう…

芸術のポケモンアート

上記で紹介した以外にも素晴らしい作品がありました。
たとえば下記のディアンシーは、宝石の国の作者の市川春子さんが手がけています。

ディアンシー×市川春子

あとは大陸を引っ張るレジギガスもお気に入りです。
なんとなーくですが、セシルローズの風刺画とかラピュタを連想しました。

レジギガス

これらの他にも、イラストにストーリーがあるものなどもあり、ポケモンカードのイラストは魅力に満ち溢れていました。

ポケモンカードから芸術を知ることで、観察眼や思考を養っていけるのでは?とか思うレベルです。

ただのカードゲームではなく、素敵なイラストで魅了するポケモンカードは、これからも良い意味でも悪い意味でも魅力を放つのでした。

イラスト集ほしいなあ…

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