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#5 ブラックペッパー、オレガノ、ベチバー

あなたが現在何かに悩みを抱えているとするならば、その原因は案外簡単なことかもしれません。

口だけになって、行動に移すことを怠っていませんか?

実際に行動に移す前に、慎重に整地を行うことは必要不可欠な重要業務です。その作業は、規模によっては年単位でかかるものも十分あり得るでしょう。

ですが、その下準備で気持ちが緩んでしまっている節はありませんか?「やらねばならぬ」と頭の片隅をずっと占領し、手をつけずに放置してしまっている物事はどれほど残っているでしょう。残念ながら、それらは勝手になくなってはくれません。あなたが行動に起こして対応する他ないのです。

しかし、頭ではわかっていても行動に移すエネルギーが湧かない。人間、そんな時もしばしばではありますが、動かない自分を正当化することはお門違い。動かない、動けない自分を打破するパワーを授けてくれるのが、今回の3種類の精油たちです。ベチバーによる課題の再認識をし、ブラックペッパーで"Ignition"。あとはオレガノで"Fire"するのみ。

「結果を得るためには行動に起こすことが必須」とよく耳にしていることでしょう。目標だけ確認したらとりあえず飛び込むのも、たまにはアリじゃないでしょうか。座学メインの朱子学ももちろん素晴らしいですが、実学メインの陽明学とのバランスも見直してみてください。現場でしか得られない知識、経験があなたを待っています。

人生の豊かさや刺激というものは、あなたが行動を起こすことで享受できる産物なのです。


今回のエッセンシャルオイル

ブラックペッパー

  • 仮面を剥ぐ精油。抑圧された感情を解放し、正直な自分に出会うことをサポート。意欲とエネルギーを発火させ、そのサポートは癒しのプロセスにも作用する。

  • 宿るメッセージは、許し、手放し、強力なエネルギー、精力的になる、やり残しの解消など。

  • 血行促進作用があり、冷え、肩凝りの解消をサポート。禁煙サポートも?

  • トップノート。

  • 花言葉は「熱狂」。

オレガノ

  • 執着の解放と謙虚さの精油。自分にとって無駄なものを跳ね除け、否定的なものを一掃し、エネルギーが低い時には活動の力を与えてくれる猛烈さ。全ての精油の中で最も強力な精油の1つ。

  • 宿るメッセージは、情熱的な愛、力強さと実行力、ピュアな心を保つ、教育不足・勉強不足の解消など。

  • 地中海沿岸の山で取れるハーブで、昔から防腐剤として使われ、食べ物の保存や酸化防止に使われる。殺菌、抗菌作用にも優れる。

  • ミドルノート。

  • 花言葉は「自然の恵み、あなたの苦痛を除きます、輝き、富」など。

  • 香りも強く、精油自体も刺激が強いため、1滴以下の少量かつ塗布する場合はココナッツオイルなどで希釈を推奨。

ベチバー

  • グラウンディングとセンタリングの精油。散漫した意識を集中させることをサポート。

  • 宿るメッセージは、安らぎ、穏静、力強さ、根付き、課題と向き合うなど。

  • 肌に塗ると皮脂を抑え、サッパリ肌に。

  • ベースノート。

  • 香りが濃いため、1回の使用量は1滴を目安に。


後語り

行動することが億劫で悩んでいる人って結構多いんじゃないでしょうか。今回冒頭に取り扱った話は想像より遥かに深く、難しい問題だと感じています。「行動しても結果は必ずしも伴わないが、結果が出ている人は皆行うべき行動を起こしている」。このジレンマに頭を抱える人、結果の遅咲きに耐えきれずにドロップアウトしてしまう人は多いかと。じゃあ振り切って毎日ストイックに追い込み続ければいいのかと言うと、一概に「その通り」と言えない歯切れの悪さも見受けられます。

僕は去年までバンドでドラムを叩いていました。尊敬している先輩、師匠のドラムに向き合う姿勢を見て、「この人はとんでもない努力を積み重ねた結果、現在プロとしてやれているんだ」というある種当たり前な現実を目の当たりにしました。それは、同時に自分の言行不一致具合に打ちひしがれる経験でもありました。「この程度で俺はプロになりたいなんてほざいていたのか」と。

そこから毎日ドラムと向き合い続けました。結果として技術は少なからず成長した反面、病的なストイックさに脅かされ、休むことが恐怖になってしまっていました。ドラムに触れない=怠惰という思考が完成し、今より遥かに余裕がなかったなぁと振り返って思います。

「マイペースと怠惰の境界線」は、本当に難しい問題です。今でも見失って苦しむことは多々あります。僕が1番悩まされたことは、相手にストイックさを課し始めたことです。

厳密には課していなく、心の中で勝手にイラついていただけですが、作業の遅い人間を見ると毎日イライラしていました。自分が動ける分、動けない人の気持ちを当時理解できていなかったんですね。

僕は当時作業が遅い人間のことを「怠惰な奴」としか認識していませんでした。ですがある時、人にも個体差というものがあり、たまたま僕がその仕事においての適性があっただけで、他分野に移ったらこの関係性は簡単に逆転することを認知しました。それから僕は「動ける自分が他の人の分の仕事までカバーすれば良くね?」と考えを改めることができたことにより、このイラつきから解放されました。ちなみに僕の苦手分野は数字の計算です。暗算は遅くて基本間違えるし、割合の計算が出たらお手上げ、思考停止です。計算機万歳。

話を戻して、マイペースと怠惰の境界線は今ではそれとない基準を設けることに成功できました。スタンスとしては、「毎日短時間、無理なく継続できるハードル」

冒頭でも取り扱った通り、「動かない自分の正当化」はお門違いです。動けばいいんです。少しでも。「毎日1ページ本を読む」とか「週1でnoteを更新する(文字数は問わない)」とかでいいんです。ちりつもですから、マジで。できるようになったら背伸びすればいいんです。たまに長時間やろうとするから苦しくなるんです。で、その苦しさから学習してどんどんやらなくなっていくんです。できない自分を他人と比較しなくていいんです。「よそはよそ、うちはうち」ってよく言われませんでした?関係ないじゃんってそのコンプレックス、捨てちゃいましょうよ。

確かに「やった感」は感じれないかもしれませんが、それは本質ではありません。それに気づきましょう。動いて試して、自分の適正を探りましょう。あなたの適正はあなたしか究極的にはわからないので。

だいぶ熱くなりました、今回はここらで。

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