#7 ペパーミント、ローズマリー、スパイクナード
この世に生を持っている人間は、誰しも「課題」を持って生まれ落ちています。それは各々の立つステージによって異なり、克服して自分の魂を磨き上げ、現世を全うすることが今回の我々に与えられた試練です。しかしながら、「課題」というものは決して乗り越えられるのが容易ではありません。立ちはだかる壁はあまりにも大きく、そして厚いこともしばしば。その強大さと自分の無力感のギャップに耐えきれず遁走することも往々にしてあります。
では現在の自分にとって、あまりにも過負荷な課題と如何様に向き合えばよいか。そのヒントは「受け入れること、感謝すること」にあります。それを教えてくれるのが今回の3種類のオイルたちです。
実際に課題と向き合っている最中は、肉体も精神も疲弊してしまいがちです。そのような状態の一時的な癒しとして、ペパーミントが休息を与えてくれます。束の間の休息として大いに活躍してくれますが、その優しさに甘んじて課題から逃げるために使うことは許されません。それではいつまで経ってもあなたが成長できず、本末転倒です。「いずれ向き合わねばならぬ」という前提を忘れてはなりません。
こういった転換や変化の時期に心の傷や闇と向き合い、克服して次のステージに進む後押しをローズマリーがサポートしてくれます。今までの自分の意識を変え、価値観を転換し、素直になること。受け入れ、感謝するためにはそれが必要だと気づかせてくれます。試練と向き合い、その試練に向き合わせてくれたこと、その結果自分を成長させてくれたことを受け入れ感謝することができたら、より一層心と魂が軽くなり、人生が喜びと快活さに溢れていることに気づけるでしょう。
「受け入れる、感謝する」と言っても、実際に課題と相対している人が自分を現在進行形で苦しめている諸悪の根源に対してそのような認知転換を起こすなど至難の業。ではありますが、そういった思考の頑固さや、受け入れられずに苦しんでいる現実を作り出しているのも全てあなたが原因だということを認識してください。あなたが意固地になっているだけです。わざわざ親切に教えてくれているのに、なぜ無視するのでしょう。
大きく変わると書いて「大変」となります。価値観を変えることは、ある種今までの自分を否定するような感覚を憶えてしまう恐怖があり、大変なことだと思います。でもその価値観、世界観を保持することってそんなに大切なことですか?大事だと言うなら、まだそのように持ち続けて構いません。「大事じゃないかも、手放したいかも」と思うなら、積極的に周囲の信頼を置ける人の意見に耳を傾け、委ねてみましょう。
試練と向き合うことは今までの自分の常識を壊すことであり、時には殻を破りコンフォートゾーンから飛び出すことも必要です。渦中は耐え難い苦痛が待ち構えているかもしれませんが、闇が深い分、その後には煌々とした光があなたを照らしてくれることでしょう。
今回のエッセンシャルオイル
ペパーミント
心を軽くする精油。試練の中にいたら一時的に休息できるよう連れ出し、落胆や絶望している時にも生きている喜びを取り戻せるようサポート。
宿るメッセージは、意識改革、脚色しない、浄化、正直になる、加速推進、カルマの解消など。
メントールを多く含み、清涼感はもちろん、抗菌消炎作用も期待できる。脳のスッキリさ、心身のストレス緩和にも幅広く対応。
トップノート。
花言葉は「心の温かさ、美徳、真心」。
ローズマリー
知識と移行の精油。学習意欲を掻き立て、学習障害の改善。人間関係や環境が一新して順応、適応が苦労している時にサポート。
宿るメッセージは、知性、聡明、自律、集中、時間の有効活用など。
「聖なる植物」とも呼ばれ、抗菌、強壮作用に優れる。脳の活性化で眠気覚ましにも。
ミドルノート。
花言葉は「貞節」、「静かな力強さ」、「思い出」、「誠実」、「変わらぬ愛」「あなたは私を蘇らせる」、「私を思って」、「追憶」。
スパイクナード
感謝の精油。「感謝は受容の完全な形である」ということを教え、大いなるエネルギーに降伏し委ねることをサポート。
宿るメッセージは、正直になる、落ち着き、心の闇の解消、創造力の開花など。
新約聖書に登場する神聖かつ貴重なエッセンシャルオイルであり、日本でも平安時代に香料、生薬として使われていた根茎。
ベースノート。
後語り
ここ3,4日ほど、蓄膿症が暴走して(?)鼻が機能不全になっていました。ようやく症状が落ち着き、今回の3種類をブレンドしてディフューズしてみたところ、あまりにも体感がよく、凄まじいエネルギーも感じたため今回纏めるに至った次第です。
普段香りは全く考慮せずにブレンドしているのですが、今回はペパーミントとスパイクナードの混ざり方が非常に心地良かったことが印象的です。スパイクナード、僕は3本指に入るくらい好きな香りなんですけど、未だ共感者は現れず。まぁマニアックだからそもそも購入優先度は低いでしょうし、使用率も芳しくないようですからしょうがないけど。
今回は「課題との向き合いの作法」みたいなテーマで展開してきました。僕自身、ここ最近自分の課題との向き合い方を考えさせられる機会があり、自分に対するメッセージのニュアンスで今回は綴りました。その課題と向き合い、自分には無意識のプライドが非常に強くあり、劣等感を払拭するために他者に対して攻撃的になってしまっていたことに気づけました。他者に優位性を示すことで快感を得ていた愚か者であったなぁと、ようやく自認し受け入れることができました。そして自分には素直さが足りないなぁということにも気づけました。
無意識の僕を第三者目線でフィードバックしてくれた人がいたのですが、当初は認められませんでした。わざわざ教えてくれていたことに対し素直に受け入れることが、序盤にも綴った通り、今までの自分を否定するような恐怖感に苛まれてその場で軽やかに対応することができなかったのです。「自分は弱くない」というプライドが邪魔をしていました。そんな僕ではありましたが、時間が経過することで少しずつ反芻しつつ受容し、少しは前進できたかなと今は感じています。時間の経過は万能薬かもしれません。
現在はそのような自分を変えるべく、今までの自分では取らなかったような行動を積極的に起こし、豊かさを吸収している最中です。特に他者とのコミュニケーションに対する課題を強く感じているため、そこを重点的に今は向き合っています。
世界の見え方がまた1つ変わり、おかげさまで毎日勉強しつつ、刺激に溢れて充実した毎日を送ることができています。これからも一層の研鑽を重ね、成長していければと思う所存であります。
自分の弱さを教えてくれたことに本当に感謝しています。その指摘があったからこそ、また僕は歩を進めることができています
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