【400字小説】微妙に通じ合えない
はちみつではなく、水だった。
キッスを朝死んだら聴きたい。
ニュ~トラルに生きてえええって長渕剛とは
真逆で、やさしいあなた。
わたしのすべてを伝えたら、あの人とは疎遠になった。
キーボードを叩く音がうるさくて、
隣のお姉さんに睨まれている。
Winkするほど寂しい熱帯魚ではない。
金が必要で最低な男。
借りた金は返さない友永、
パチンコで勝った時だけおごってくれた田川、
貸したギターをメルカリで売った今中。
空が黄色でどうにかしてる、
バッドトリップもしていないのに。
ジャーナリングで舐達麻聴くのはよくない。
リリックに引きずられてこの様だ。
メイド喫茶行ったことねえな。
キャバクラ行く金はねえな。
ドーナツ食べたい、スタバでいいから、本気はミスド。
またさよならして、いつかあの人に
会える人間になりたい。
鯛の目をくり貫いて、憎まれたい。
意味がないこの文章を誰にも捧げない。
それがきっとアート、
わたしがしていることはアートそのもの。
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