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スペインデビュー🇪🇸


自己紹介
中川海(なかがわかい)
99年生まれ
大学卒業後スペインバスクにてプロを目指す
アマチュアサッカー選手。

スペインに来て4ヶ月。

先週ようやく国際移籍が完了し

昨日12月3日(土)


遂にスペインデビューすることができた。


結果は0-2敗戦。

悔しいデビューとなった。


自分は後半20分0-1で負けている状況から

出場した。


横幅50メートルしかない狭いグラウンド。


相手の熱狂的なサポーター。

自分のいる6部リーグでは圧倒的No.1の熱さらしい。

アマチュアリーグとは思えない雰囲気があった。


そんな雰囲気に

緊張というよりは

ワクワクが強かった。


負けていて得点を取るしかないという状況だったから

余計に。


しかし、出場してからボールに触れることなく時間だけが過ぎていく。


スペインの美しいパスサッカーを想像している人は驚くかもしれないが

下部リーグはそんな美しさとはかけ離れたものだ。


特に狭いグラウンドになると

ボールはほとんどの時間空中にある。


いかに球際で相手に競り勝つか、

ボールより先に相手に身体をぶつけることの重要性。

ただ頑張るだけではダメで

スペイン人は激しいプレーの中でも賢さがある。

身体のぶつけ方、ぶつけるタイミング、シンプルな強さ全て必要だ。



そして、少しでもタッチが大きくなるとフルスイングでボールを蹴っ飛ばしてくる。

躊躇したら恐らく足ごと吹き飛ばされてしまうだろう。



リードしているチームのいやらしい時間の使い方。

外に出たボールを相手サポーターが一生持って渡してこない。

ワンプレーごとに何でもないプレーでも盛り上げてチームを鼓舞するサポーター。

これがサポーターの力というものか。

チームの一員となって戦ってくる。


とにかく自分が思い描くような鮮やかなデビュー戦とはならなかった。


25分が5分に感じた。


もっと長くプレーしたい。

この中で飛び抜けた存在になりたいと思った。


なりたいと言うか


ならなくてはいけない。


言っても6部。

プロになるためにはあと3カテゴリー上がらなければならない。



1試合1試合
ワンプレーワンプレー
一瞬一瞬

をもっと大切にする。


言葉では表せない

自分の肌で感じたスペインサッカー。


ここからだ。





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