見出し画像

高レベルとその他の違いと学び

今回はアスリート目線で書かれているものを参考にします。
以前にも引用した岩政さんの記事からです。

サッカーのレベルの違いはどこで生まれるのか。「鹿島」と「鹿島以降」に学んだもの」文:岩政大樹

日本では最高峰にあったところでプレイ、過ごした経験のある人にとって、そうではないチームや環境は色々な「違い」を感じていたそうです。

これは私にとっても同じ様なことを感じます。
自分が出てきた中学は駅伝中心でしたが、毎年全中に行くのは当たり前でしたし、2年次は全国駅伝を狙うべく取り組んでいました。高校では全国優勝を当然のように期待されるチームでしたし、大学では最初のころはまだまだな感じでしたが、4年次には大分強いチームの雰囲気が出来てきていたように感じました。その経験はしっかりと伝えていきたいと活動し続けています。

そういった経験からも、下の文章が「そうだよね!」と大いに共感するところです。

僕にとってプロの練習とは「戦いの場」です。試合に出るためには、練習で自分の価値を示し続けなければいけません。それは監督に対してだけでなく、チームメイトに対しても、です。
 プロの世界は試合に出てナンボです。みんな出たくてしかたありません。しかし、11人しか試合には出られない。出られない選手が約20人もいるのです。
 だから、自分が試合に出ることをチームメイトたちが納得しなくてはいけません。それを示すのは練習です。試合で戦う前に、まず練習で戦わなくてはいけない。それが当たり前でした。

レギュラーを決めるのは必ずしも監督一人ではありません。当然、一緒にプレイするチームメイトにも信頼がなければ起用されません。その人が如何に優れたスキルや能力を持っているか?チームへの貢献度、献身度はどうか、など様々な指標でみられています。

強いチームでは、そういった厳しい場と、互いの批評やしのぎを削りあい、高めあいます。その中から強い選手も何人も、同じポジションからでも出ていきます。必ずしも試合の経験だけで「場数」を踏めるわけではありません。

プレーにおいて言い続けた1つの指摘があります。それが大きく違いを感じたもう1つのことです。

それは「頭を止めない。頭を回し続ける」ということです。こちらは、予想していたものより大きな違いでした。

考える!
この感覚は大いに差がありますが、端的な言葉で表現されています。
試合中は当然のことながら、練習中も頭を休ませてしまう選手は「効率が悪い」です。徹底的に頭を働かせ、少しでも多くの技術向上や、学びを得よう、鍛えようと必死になる姿が強くなる選手の姿勢です。

1つひとつにプレーがあり、判断があります。その1つひとつの"絵"を繋ぐ間の時間に、移り変わる状況の情報を常に更新し続け、タイムラグをなくし、連続するように頭を回し続けなくてはいけません。

レベルの高い選手は頭の中をアニメのように回し続けているのに対し、レベルの低い選手は漫画のように捉えてしまっているように見えます。
 この違いは、僕が最も驚いた部分でした。それまでよりレベルの高いところでサッカーをした選手がよく「スピードが違う」という言葉を使うのは、きっとこの頭を回し続けるスピードのことだと思います。

このスピード感覚は相当な差を生みます。
「鉄は熱いうちに打て」
その格言ではないですが、今、その場で気付いたことを「その瞬間」に近い所で修正したり、相談しなければ、あとで言ってもぼやけてしまいます。

人間の記憶なんて曖昧なもので、一瞬の刹那から、ほんの数秒単位で零れ落ちるように消えていきます。

言い得て妙なのは、アニメは録画などでなければ流れていってしまいますが、漫画は自分のペースで読め、かつ戻って確認もできます。

しかし競技現場ではスピード感が早ければそれだけ高みに上がるチャンスも増えます。

これは個人だけでなく、チームカルチャーにも大きく関連することで、変革していくには相当な労力と時間が掛かります。

自分のスピード感が解らなければ少しでも強い、早いところで体感してみると違いが解って改善も可能となるかもしれません。

結び

アスリートとしてトップに近い人、チームはやはり強い理由が存在しますし、レベルの低い所にはその理由が随所に転がっていたりします。その情報格差を埋めたり、カルチャーを変えたりするのに監督、コーチなどのスタッフを読んだり、強い、高い所で経験を積んできたベテランなどを移籍、レンタルしてきて変革を図ったりします。

自分がそういう環境になくても、自分だけはまず変わりたいと思ったら、同レベル程度の情報を手に入れるより、出来るだけ上の情報を仕入れ、少しでも自分との違いを理解し、差異を埋めていけるよう取り組んだ方が伸びていきます。



依頼、連絡はnoteのプロフに、FBとtwitterのボタンがあります。FBでメッセージを送って頂ければ幸いです。twitterもフォロー頂けると嬉しいです。






いつもご訪問、お読み頂きありがとうございます。 すき(ハートマーク)を押して頂いたり、コメントやSNS等にシェア、サポート頂けると励みになります。サポート、応援頂いた分は必ず、活動する中でみなさんにお返しして行くことが出来ると思います。今後もお付き合いを宜しくお願い致します。