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加古川市総合計画(2020.12):スポーツ関連部分を抜粋

表題の計画は兵庫県加古川市において現在、未来に向けて重要な位置づけを持っています。計画期間は2021年度を初年度とし、2026年度までの6年間となっております。

加古川市民だけでなく、少しでも多くの方々に興味を持って頂けると嬉しいです。そして今回、こちらのnoteでは「スポーツ」に関係する部分を抜粋します。

もちろんスポーツはそれ単独で成立するものでもなく、人々の暮らし、街の行き方に大きく密着したものです。また、スポーツを広義に捉えれば遊びにも健康にもコミュニティにも結び付きます。加古川市は「ウェルネス都市」も掲げていますので、スポーツがそういった部分でも根付くように活動したいですね。

P30.
「ウェルネス」とは、運動、栄養、休養だけでなく、幅広く生きがいや人間関係、生活環境などの要素をバランスよく保ち、より積極的で創造的に、健康な心身でいきいきと毎日を過ごすことを意味しており、「ウェルネス都市」の実現をめざして取り組んできました。
今後も、「ウェルネス都市」の理念を継承しつつ、本市で生活するすべての「ひと」、活気ある「まち」、豊かな「自然」を大切にしたまちづくりを進めます。また、人口減少等に伴う様々な課題を克服するため、すべての市民、事業者などが互いを思いやり支えあいながら、行政と一体となって、より一層の協働によるまちづくりを進めます。

ただ抜粋する方法として関連性まで考えると難しくなるので、特に「スポーツ」を含む部分を抜粋します。全体は100ページに及ぶ大作とは言え、見やすくされたものになっているので、興味がある部分だけでもちらちらと見ていくと興味深いです。


P31.
将来の都市像を実現するため、次の5つの基本目標を定めます。

1 心豊かに暮らせるまち
未来を担う子どもを健やかに育むとともに、誰もが学習やスポーツ・文化活動などの生涯にわたる生きがいをもち、互いに尊重しあいながら、心豊かに暮らせるまちをめざします。

まちづくり5つの基本方針のトップ、1番目にスポーツという文言が入ってきています。生涯スポーツとして、心豊かに楽しめるスポーツとしての重要性が表現されています。


P32.
(3) スポーツや文化・芸術を振興する
誰もがいきいきと過ごすことができるよう、スポーツ・レクリエーション活動を推進します。
また、多様な文化が共生する社会を構築するため、歴史資源の保存・活用、文化・芸術活動の促進に取り組むとともに、国際化の推進
を図ります。

さきほどの続きで「9章 まちづくりの方向(施策の大綱)」の部分で「1 心豊かに暮らせるまち」の3条にスポーツ関係の文章が出てきています。スポーツ・レクリエーションと並べてあるのを見ると、スポーツに期待される部分が見えてきますね。

もちろん競技志向も「みる・する・支える」などで大いに楽しめる部分、生涯スポーツを促したり、世代間交流、多世代で楽しめる要素となります。生涯スポーツ部分と合わせて築き上げていく必要があると思います。


P.40
(6) レクリエーション等の拠点
北部における加古川ウェルネスパークや見土呂フルーツパーク、加古川運動公園など既存施設を活用しながら、レクリエーション拠
点を形成します。
また、加古川河口部や河川敷、別府みなと緑地、平荘湖、権現湖などの親水空間や、既存の公園・緑地空間を有効に活用し、水と緑
のネットワークを形成するなど、レクリエーション拠点の魅力の向上を図ります。とりわけ、日岡山公園及びその周辺地区において
は、豊かな自然や多くの歴史的資源、スポーツ施設等を生かし、子どもから高齢者までの多様なニーズに応じた、誰もが気軽に訪れ、
楽しむことができる空間づくりを推進します。
さらに、幹線道路整備を推進し、都心・副都心や地域拠点からのアクセス性を高めるとともに、レクリエーション拠点の積極的なP
Rを通じて、交流人口・関係人口の増加を図ります。

「2節 都市拠点と基幹交通体系」の「1.都市拠点」6条目に関係文章が登場します。ここの部分だけでは既存の施設や仕組みが登場するだけで、これからそれらをどう活用していくのかは出てきません。

またここで出てくるキーワード「レクレーション拠点」はP.45の「5.森林系地域」「6.河川・水路等」にも登場しています。


P.48「12章 各施策の基本方針」

P.51以下、「1 心豊かに暮らせるまち」「(1) 子どもの健やかな成長を支援する」としてP.59に「(3) スポーツや文化・芸術を振興する」「① スポーツ・レクリエーション活動の推進」の具体的な計画が登場します。

基本方針

市民誰もがスポーツを通じて、いきいきと過ごすことができる社会を実現するため、スポーツやレクリエーション活動の活性化を促進するとともに、スポーツボランティアの確保や養成、スポーツ・レクリエーション施設の利用促進を図ります。

施策の方向性(現状と課題)

●スポーツ・レクリエーション活動の普及・促進
本市では、障害の有無にかかわらず、誰もがスポーツやレクリエーションを楽しむことができるよう、各種団体との連携・協力のもと、スポーツイベントやスポーツ教室を開催するとともに、トップアスリートとふれあう機会を創出するなど、「みる」スポーツの充実にも取り組んでいます。
それぞれの年齢や体力、目的に応じてスポーツに親しむことは、充実した人生を送るうえで重要であり、スポーツ参画人口をさらに拡大していくことが大切です。

●スポーツボランティアの確保・養成
平成28(2016)年に実施した本市のスポーツ振興に関する市民アンケートによると、運動・スポーツに関するボランティア活動に参
加した人の割合は10パーセント以下であり、スポーツを「ささえる」人が少ない状況にあります。
本市では、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催を契機に、スポーツボランティアの育成に取り組んでいます。
今後、スポーツやレクリエーションをさらに普及させるために、ボランティアの体制づくりに取り組むとともに、ボランティアが活躍する場を創出することが重要です。

●スポーツ・レクリエーション施設の利用促進
誰もがスポーツに参加できる環境づくりを進めるため、スポーツ施設の利用環境の向上を図るとともに、スポーツ・レクリエーションに関する情報の効果的な発信などに努めることが重要です。

ちょっと長いですが、ここは全文抜粋しました。

また、P.64「② 障がい者福祉の充実」に

●障がい者の社会参加の促進
障がい者や障がい者施設の活動を広く知ってもらうため、ふれあい作品展やふれあいスポーツ教室などの事業を実施しています。

とあります。

P.94
●親水空間の活用
本市のシンボルである加古川をはじめ、平荘湖、権現湖、寺田池など、市内には多数の親水空間が存在しています。とりわけ、加古川河川敷は、様々なスポーツやイベントなどで活用されています。
今後も、これらの空間を、市民の憩いの場として一層活用することが求められています。
P.100
●交流人口、関係人口の創出・拡大
人口減少、少子高齢化が進む中、地域外の人が観光や就労、レジャー、スポーツなど様々な理由で本市に訪れ、市民、地域との交流を通じて、市に愛着をもち、多様な人材がまちづくりに参画することは、本市の活性化に有意義です。
そのため、様々な施策の展開にあたり、地域の担い手の確保や地域の成長をもたらす交流人口、関係人口を創出し、拡大していくことが大切です。

とスポーツに対する期待感やどのように街に、生活に接点を持っているかが記されています。新たな大掛かりな打ち手はここに登場はしていませんが、今ある施設や活動を更に発展させたり、連携や接続、コラボを通じて活動を広げていくこと、定着、持続した事業にしていくことも重要だと思います。特にソフト面での活性化が大切ですね。


参考

p.46に加古川市の位置づけのようなものが出てきますが、東播磨地域として2市2町(加古川・高砂・播磨町・稲美町)は最近いろんな場面で目にします。いわゆる「お国」では「播磨国」という播磨地域の単位もありますが、これだと相当大きな地域を指すのでもう少し連携の強い地域をイメージしたものもありますね。

広域圏(東播臨海広域市町村圏、播磨圏域連携中枢都市圏)
市民の生活圏の拡大に対応して、他の自治体と連携して広域的な行政を展開する区域で、本市は東播臨海広域市町村圏や播磨圏域連
携中枢都市圏に属しています。
東播臨海広域市町村圏は、本市と地理的、歴史的に結び付きの強い高砂市、稲美町、播磨町の2市2町で形成する区域です。また、播磨圏域連携中枢都市圏は、中枢都市である姫路市と連携協約を締結している播磨地域の自治体で形成する区域です。


参考:その2

神屋が関わっているスポーツ団体等

「加古川総合スポーツクラブ」理事


「走遊Lab」


「加古川麑松ランニングクラブ」クラブマネジャー


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