拝啓 遠藤保仁さま


わたしがヤットさんに出会い、本格的にサッカーを観るようになったのは2014年のこと
もともとスポーツ観戦は好きでオリンピックやテニスなど種目に関係なく世界規模の大会は観ていたけれど、サッカーに特別興味を持って選手やリーグに詳しくなったのは2014年のブラジルワールドカップがきっかけでした。

当時のわたしは大都会の繁華街、とある飲食店でアルバイトをしてました。
通常の営業に加えてワールドカップ日本戦のパブリックビューイングをやることになり、ものすごくドタバタでとんでもなく忙しかったのを今でも鮮明に思い出せます。

スタッフも営業中にユニフォームを着ようということになり、普段あまりそういった流れに乗らない性格だけど(あまのじゃく)その時はせっかくのパブリックビューイングを盛り上げたい、自分も一緒に盛り上がって楽しみたいという気持ちになり、人生で初めてサッカーのユニフォームを買いました。
背番号はもちろん7
その当時はまだ遠藤保仁という選手についてそれほど詳しくなかったけれど、なぜだかそこに迷いはなかったんだよ。
(他のスタッフの子たちは各々好きな番号を入れたり自分の名前を入れたりしていて、そこにはまったく共感できなかった笑)

結局その年のワールドカップは、日本にとってものすごく苦い結果に終わった。
最後の試合に負けたことが本当に悔しくて悲しくて、わたしは仕事中にも関わらず号泣した。
お客さんを見送りながらもずっと泣いていて、お客さんになぐさめられたりもした(やさしい🥺)
そして社員さんにはすごく怒られた。

その日からわたしはサッカーに(というか遠藤保仁に)夢中になった。
Jリーグの試合日程や開催場所など、いろいろ調べて直近で観に行ける日を見つけた。
初めて生で観たプロのサッカーは、たしか等々力じゃなかったっけ(違う気もする)
つまり川崎フロンターレ対ガンバ大阪の試合ですね(等々力だったらね)
あの空気、雰囲気に圧倒されたし興奮した。
サッカー観戦しながら飲むビールが一番美味いことも知った。
わたしはサッカーを本気で好きになって、その日からガンバ大阪のサポーターになった。

そしてその年のJリーグ、ガンバ大阪は優勝した
ナビスコカップも優勝、天皇杯も優勝
三冠達成
本当にとんでもない年にサポーターになったもんだ…

その後も思い出はたくさんあります。
ヤットさんが好きでサッカーに近付いたわたしが、いつしかガンバ大阪というチームに夢中になり、サッカーに夢中になっていた。
他に好きな選手もたくさんできた。

あれから10年が経って、サッカー界にもわたしの人生にもいろいろあったけれど。
ヤットさんはコーチとしてガンバに戻ってきて
そのおかげでわたしはまたサッカーに戻ってきた。
なんて素敵な未来だろう!!!

遠藤保仁さま
44歳のお誕生日おめでとうございます
選手としての姿を大切な思い出にして
これからは指導者としての遠藤保仁を
どこまでも応援しています。
今年も健康に、サッカーをしてくださいね。

敬具

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