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【映画感想】劇場版アイカツプラネット/アイカツ!未来へのSTARWAY【ネタバレ有】

【注意】
本記事は劇場版アイカツプラネットおよび同時上映アイカツ!の
ネタバレ内容を多分に含みます。
同時にアイカツのオタクである私の
主観、妄想、決めつけ、こじつけ、発狂などの要素
文章に現れている可能性があります。
気持ち悪いですが、ご了承ください。

7月15日公開、『劇場版アイカツプラネット/アイカツ!未来へのSTARWAY』を観ましたか?
私はインターネッツの海で、アイカツのオタクが「たすけて」と呻きながらふせったーで感想を垂れ流しているのを見て見ぬふりをしながら7月17日に劇場へ足を運びました。上映館数が少なく、近所には上映している映画館がなかったので、地元のイオンシネマに行くことになりました。

劇場版アイカツプラネット感想

私はアイカツプラネットは未視聴でした。実写+アニメという、映像作品としてかなり挑戦的な試みをしていることは知っていましたが、アイカツ→スターズ→フレンズまで観て、それ以降見なくなっちゃったんですよね。
話の流れとして、ベースに実写パートがあって、ステージをするためにアイカツプラネットに入っていくといった感じ。アニメでの姿はさながらVRChatのアバターのような感じでしょうか。
主人公が自室の鏡に向かい、プラネット側のアバターと手を合わせて”ミラーイン”するとアイカツプラネットの世界に入ることができるようでした。ミラーイン自体初見でしたが、綺麗なCGがとても印象的でした。

プラネットの方の映画の内容は非常にシンプルで、「いつもお世話になっている皆に感謝を伝えたい!」→「生配信(放送?)でいろんな企画に挑戦!」→「最後にステージ!」といった王道な感じでした。

正直、このあとのアイカツ!の衝撃がデカすぎてあんまり覚えていません。

アイカツ!未来へのSTARWAY感想


私のアツいアイドル活動!アイカツ、始まります!(フフッヒ

いきなりコレです。爆アガリ。
えっ! 今日木曜日だっけ!?
となりながらも、オープニングに突入。オープニングは”MY STARWAY”で、まるでSignalize!のような、SHINING LINE*のような…いろいろな要素を詰め込めるだけ詰め込んだ映像でブン殴ってきます。
オープニングの時点でアイカツの過剰摂取です。私は意識を保っていられましたが、やはり一部のアイカツオタクはこの時点で過呼吸などの症状がみられたかもしれませんね…

MY STARWAY、ソレイユの未来

ネタバレですが、この回での大きな話題は「ソレイユ3人の卒業後」についてです。いちごちゃんたちはもう高校3年生、進学・アイドル活動など将来を見据えた活動を本格的に考える必要がある節目です。

いちごちゃんはいつもの天真爛漫さで、すっかり忘れてしまっていたようですが、意識してみると寂しさを感じるようでした。いちごちゃんとあおいちゃんはいつものように自分のベッドで就寝しますが、ふと「おやすみ」と交わした言葉が、「もうあと何回言えるか」なんて考えてしまったみたい。「おやすみおやすみおやすみおやすみ」と何度も繰り返すいちごちゃんに、決してそれを聞き流すわけでもなく、同じ回数「おやすみ」を返すあおいちゃん…… 幼馴染の2人が過ごしてきた今までを感じる、最高のシーンでした。結局、いちごちゃんがあおいちゃんのベッドに潜り込んで一緒に寝ちゃうところ、幼馴染の「愛」なんですよね。

あおい・蘭の2人は何となくは意識していたようです。ここの空気感がとても狂おしかったです。あおいと蘭は、将来の方向性を決めていることはお互い何となく察していて、それでも本人がきちんと相談・発信するまでは踏み込まないところが「愛」だなって感じました。
いちあおの部屋に入って、まるで実家の椅子かのように座る蘭。どれだけこの部屋に来て、おしゃべりしたんでしょうね…LOVE…。

いちごとあかり、コスモスの2人

すこし先走った内容が上記にありますが、時系列としてはコスモス結成から1~2か月程度たったころなのでしょう。コスモスのツアーが落ち着いたため、現スターライトクイーンであるあかりちゃんの寮でパーティ。
ソレイユ、ルミナス、ユリカ様、(空から)かえでちゃん、おとめちゃん、北大路さくら……。歴代の濃いメンツが勢ぞろいして、イチャイチャします。
話題の回し役としてひなきちゃんがめっちゃしゃべってて最高だったよね。ひなき……最高だぞ…ひなき…

このシーンでは、かえでちゃんの差し入れとして、ユリカ様へニンニクラーメンを差し出してユリカ様がツンケンしちゃういつものシーンなんですけど、「ここにいるみんな、ユリカ様の好きなものを”理解”してるから」という言葉で嬉しそうな顔で「なくもなくもなくもなくってよ」と満更でもない表情でラーメンを受け取るんですよね。こういうところはテレビではあんまりなかったなって思っていて、やっぱりツンの方を強調されちゃいがちなんですけど、アイドル同志ではなく気の置ける友人としての優しい言葉だったなって。それを素直に受け取ることができるユリカ様。とてもやさしい空間で最高だったな…

いちごちゃんとあかりちゃんはツアーをやっていたみたいで、何度も一緒にステージに立ったのでしょう。その中でも、少しずついちごちゃんの変化を感じ取っていたみたいです。憧れの存在だったいちごちゃんの些細な変化に気づくことができるようになったあかりちゃん…LOVE…ほんとに…

憧れの存在が対等な位置で手を差し伸べて、お互いに支えあうことのできる関係にまで上り詰めることができたあかりちゃんの成長にすこし泣きました。

コスモスのステージ

イントロ、『星空のフロア』
身体が跳ねました。

フォトカツじゃんッッッ!!!!!
ここで!??

フォトカツ、また遊びたいよ。。。
名曲しかなかったし、高難易度は指が固結びになりそうなくらい難しかったけど、めちゃくちゃ楽しかったんですよ。本編でもアイカツとスターズがコラボしたり、フォトカツの影響を受けたような演出もあって。

夢見ていたんですよ、フォトカツ曲の3Dステージが見てえよ……って。

ドラマチックガール、青い苺、GLAMOUROUS BLUE、きらめきメッセンジャー、コズミック・ストレンジャー……ぜんぶ大好き。
フォトカツ公式ツイッターの宣伝ツイートについてる楽曲PVも、曲数が増えていくごとにクオリティがどんどん上がっていっていて、Live2Dのように動くようになって、EMOTIONを体現したコンテンツだったと思います(興奮)

まぁそんなわけで、要はフォトカツのステージが観たかった。

そんな幻想をついに叶えてくれたんですよね。
これはほかのアイカツのおたくもそうだと思うんですけど、おたくは欲深くて、フォトカツで延命されていたうちに3Dステージが観てえ、っていう怨念が積もり募った結果なのかもしれません。いや違うと思うけど。

星空のフロアのイントロが流れた瞬間、思わず身体が跳ねて、姿勢を正してしまったのを覚えています。マスクの下でありえないほどに歪んだ笑顔をしていたのも覚えています。「やりやがった…!」ともつぶやいていたかもしれません。コスモスのあの衣装で、いちごちゃんとあかりちゃんが2人並んでステージに立っている。それだけでも凄まじい映像体験でした。

最後に

アイカツ放映当時、私はアイカツを最初から見ていたわけではなくて、だいたい第2シーズン終盤くらいから見始めたんですよね。当時はかなり精神的に落ち込んでいた時期で、たまたま観たアイカツにすごく元気づけられて、いままで生きてこれたところがあるんです。これは脚色というか誇張している部分も大いにあるんですけど、それでも自分の中で活力とも呼べるチカラを生み出してくれた作品であることは確かでした。

アイカツは終わって、フォトカツも終わって、スターズも終わって…。時間というか世代交代っていうのは大事なんだけど、やっぱり最初に受けた衝撃ってのは未だに引きずっていて、どこかでアイカツをもう一度限界になるまで楽しみたいっていう欲求があるんですよね。
そんな想いを汲んでか、むしろ完全に焚き上げ浄化させるためなのか。まさかの完全新作でアイカツ映画の続編が発表されました。

『”幻想”じゃねえよなッ…⁉』

『帰ってくる…! オレたちの”黄金時代”が還ってくる!!』

アイカツのおたく、来年の春までの生存が確定しました。
生きて、春を迎えよう。

おわり。

円盤も買おう……


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