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なぜオプション投資なの?②

では前回の続きにまいりましょう!
Vol.1をまだご覧になってない方はこちらを先にどうぞ。
なぜオプション投資なの?①

でも個別株は疲れませんか?

はい、私は疲れましたw
スクリーニングや候補を絞るのは週末やればいいので何とかできるんですが、どうしても7-8銘柄超えてくると決済注文を忘れたり、うっかり決算をまたいでしまったりと、平日仕事で遅くに帰宅するような毎日では出口戦略で失敗を多く経験しました。

そうなんです。個別株で利益を重ねるには相当なカロリーが必要なんです。
なので個別銘柄で勝てている人を私は尊敬します!

まず上場する4000社の中からスクリーニング(条件検索)でお宝の原石を発掘しないといけません。どういう項目・KPIで絞るか、それを確立するまでに経験と時間が必要です。そしてスクリーニングの結果出てきた候補を1社づつファンダメンタルズや決算日、需給動向などでさらに絞り込まねばなりません。

買うべき候補が数社になったら、今度は各社のチャートを見てエントリーポイントを見つける必要があります。どんないい銘柄でも、買う以上はできるだけ安い位置でないと目指す利益が出せないからです。

ビギナーズラックや、まぐれは当然続きませんから、長く利益を重ねるにはこうした作業をしっかりやって確度を上げないといけません。
そしてようやく買いが約定しても、今度は出口、すなわち決済売りの管理が非常に重要になります。

スタンスによってどこで決済するかは変わってきますが、毎日チャートをチェックして決済売り、ないしロスカット値を調整する必要があります。

もはや、安易な長期投資では日本株は厳しい

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1000万円以上投資余力のある方なら、配当狙いや債権投資等のローリスク投資をする必要も出てきますが、数百万円規模で投資をされる多くの個人投資家であれば、むやみに長期投資だとか配当狙いのような投資はするべきではないと私は考えています。
多くの場合、塩漬けをはじめとして資金効率が悪くなるからです。ただでさえ少ない資金で投資をするわけですから、勇気をもって資金を回していく必要があります。
そして優待取り投資も、資産を増やしたいなら避けるべきだと私は思います。優待狙いが殺到してそれによる株価上昇を見込んでの短期サヤ狙いは全然ありですが。

つまり、個人投資家が個別株を売買するならば、買ったらすぐに売り決済のポイントを見極め、常にロスカットと利益確定のOCO注文を入れ、日々のチャートを見て利益確定の方のみ調整していく・・・作業が重要になります。
また、四半期ベースの決算日が近づいたり、信用買い・売りの需給動向をみて早めに決済してしまうなど、臨機応変な行動をしないといけません。

なのでスイングトレードを軸とした早めの決済がいいのではないかと考えています。

ただこういった作業は2,3銘柄程度なら問題ないでしょうが、10銘柄とか買っていると凄く大変な作業になります。

当然下がったら買いたい候補にも、日々逆指値での買いを入れておかないと突飛安(バーゲンセール)を逃してしまいますから、買い候補のスクリーニングも毎日していくことになります。

あと精神的にしんどいのが、スクリーニングで目を付けていたのに他の銘柄を買ったせいで買えなかった銘柄に限って、なんかニュースが出てストップ高!が頻繁に起こることです。

まあ当たり前ですよね。。日々スクリーニングする中で数百、下手したら1000社以上1次チェックしているわけですから、日に日にチェック銘柄が増えるわけです。だからそこからストップ高する銘柄も頻繁に出ます。で、「買ってなかったぁ、気づいてたのにクソゥクソウ!」と歯ぎしりするわけですが、これがツライ!!

私が個別は疲れる!と感じるのは、一番の理由はココかも知れませんw

つまり、日本株の個別銘柄買いというのは、上がる銘柄を探すのが少しづつ難しくなっている中で、「副業」という限られた時間の中でとる戦略としては、あまりいい選択ではないということですね。

また時間がないから配当狙いで買って中長期放置・・というのもリスクが高いだけなので、それなら「先進国インデックスファンド」とか「米国VTI」なんかの投資信託で積立放置の方がよっぽどいいと思います。多分、自分で考えるよりインデックスの方が成績が良いです(笑)

つまり、日本の個別株に数百万の資金で投資できる個人投資家ならば、日経225オプションにすることで、今まで述べたデメリットを回避できるわけです。

オプション投資のメリット

ここで再度オプション投資のメリットを整理してみましょう。

■日経平均という1つのインデックスを見ればいい
個別にスクリーニングやファンダメンタルズ調査をする必要がないので、副業でも全然できちゃいます。しかも個別のストップ高やストップ安が気にならなくなりますw

■日経平均が上がらなくてもよい
上がっても下がっても利益にできるのはもちろん、
「ここまでは上がらない」「ここまでは下がらない」
というふわっとした相場観でも利益になる・・というか、むしろオプションの利益の源泉はこの緩さであり、上がりにくい日本株(日経平均)の戦い方として向いています

■週イチのポジションチェックでもOK
もちろん取り組み方によりますが、初級者なら少ないポジションを建てて、ロスカットさえしっかりしておけば、週イチにメンテナンスするくらいでも十分な利益が出せます

もう一つ、コツコツドカン型なので、ドカンの部分で損失を軽微にできれば、勝率が非常に高い戦い方でもあります。
オプションはリスクの取り方で多種多様な戦いができるのが魅力ですが、初心者向けに超安全なポジションを取れば勝率は9割とか余裕です。
ただし、1万円の勝ちを9回積み重ね、その後の1回の負けでマイナス20万とか30万とかそれ以上をやってしまうので、この1回の負けを如何に2-3万のマイナスで抑えられるか・・・これが重要です。

でも、9割の勝率でコツコツ勝てるというのは、人間が取り組む以上非常に重要なファクターです。負けずに少しづつ利益が増えるというのは想像以上に精神的に楽なんですね。

ですから、9割の勝ちをどう実現するか・・・よりも、1割の負けをどうやり過ごすかが凄く重要になるわけです。

でも、限られた時間で、仕事中は株価を気にすることもなく、9割勝てて精神的にも落ち着きながら相場に参加できる・・・それがオプションです。

いかがでしょうか。
少ない資金で、個人投資家が、副業で取り組むにはオプション投資が向いていることが少しは伝わったでしょうか。

ただ気をつけていただきたいのは、そうは言ってもオプションは利益も損失も大きくなるハイリスク商品です。なので、株式投資なら現物買いはもちろん、信用口座を開いての信用売りもある程度経験のある方が対象となります。

あとは、FXで裁量取引の経験がある方でもすぐに理解できると思います。

いかがでしょうか?
副業でもできる・・ということは、個別株やFXでがっつり勝負されている方でもその残りの時間で簡単にトライできるということです。

もしオプション投資に興味をもっていただけましたら、是非一緒に勝率9割の世界にトライしましょう!

次回はオプション取引で使う証券会社についてまとめたいと思います。

※お願い

最後までおつきあいいただき、ありがとうございます!
自分の忘備録と勉強のために書き殴っております。
まだまだ上級オプショントレーダーさんから見れば幼稚な推察ですが、よろしければ是非フォローとスキをお願いしますっ!

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