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日経225オプション 基本講座

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日経225オプション投資の講座記事をマガジンにまとめました。
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記事一覧

スプレッド解説:ベアシンセ/ブルシンセ

今回はまた久しぶりにスプレッド解説に戻って、「ベアシンセ」と「ブルシンセ」について触れてみたいと思います。 シンセ・・とは、「シンセティック」のことで日本語では「合成」というような意味になります。そもそもスプレッド自体が合成ポジションのことなんで、個人的にはなんとなく違和感を感じたりしますが、まあそんなことはさておき・・ 基本的には相場が上がる!と思えば「ブルシンセ」、相場が下がる!と思えば「ベアシンセ」です。以前デビットスプレッドのところでも書きましたが、ブル=雄牛=角

数日後のオプション価格を計算しよう

3回に渡ってギリシャ指標について書いてきましたが、今回は各数値を使って未来のオプション価格を計算する方法を解説してみたいと思います。 実際は証券会社のアプリやツールで損益シミュレータで見ていくわけですが、計算方法を知っておくとざくっとした概算が頭の中でできるようになります。 そうすると、特に裸ポジションのリスクをいちいちシミュレータで見なくともさっとイメージできるようになります。 そして何となく各数値を見て、異常な値になってるな!とか、この価格帯が今お得じゃね?などが分か

オプションの証拠金を安く抑える方法

日経225オプションは証拠金トレードとなりますが、ポジションを建てようとすると思いのほか高い証拠金を要求されますよね。 今回は「証拠金を安く抑える方法」に的を絞り、その効果の触りをお伝えできればと思っています。 コロ助前は日経VIが15~18くらいが平時で、たまに14台にまで突入するほど安定した低ボラティリティ相場でした。なのでSPAN証拠金も低かったため、オプションの売り証拠金も安くて、裸売りでも40~50万円程度で建てられました。 しかしコロ助後は日経VIは20が底

これだけは知っておきたいギリシャ指標3

2回に渡ってギリシャ指標について書いてきましたが、今回は「ベガ」と「セータ」です。 ベガはIVに関係するのでまずIVとは何ぞや・・から再度整理しないといけませんが、セータは時間だけなので非常に簡単です。なのでまずはIVとベガについて順番に勉強していきましょう。 ベガの基本 1回目の記事でベガは以下のように説明しておりました。 ベガ:IVの変動幅によるオプション価格の変動幅 IVとはImplied Volatility (インプライドボラティリティ)のことで、簡単に言え

これだけは知っておきたいギリシャ指標2

前回はSBI証券アプリでのギリシャ指標の表示や設定について書きました。 今回はいよいよ4つの指標を個別に書いていきますが、まずは「デルタ」と「ガンマ」についてです。 デルタの基本デルタは1番直感的な指標で、ゆえに一番重要視される指標です。 日経平均がいくら増減したら、オプションプレミアムがいくら増減するかを表しています。 例えば、明日日経平均が200円上昇したら、このCALLオプションはいったいいくらまで上昇するんだろう・・という時に最も大きく直感的に影響する指標という

これだけは知っておきたいギリシャ指標1

日経225オプション投資を始めると、いずれ出てくるギリシャ文字による指標。 皆さん、一度はその内容に触れるものの、結局は分かったような分からないような「何となく知っている」感じになってないでしょうか? というか、ワタシがオプションを始めてから1年くらいずっとそんな感じでしたw はっきり言うと、ギリシャ指標を知らなくてもオプションで利益をあげられますし、投資戦略に組み込むにも初級者、中級者レベルでは非常に難しいのも事実です。 しかし、オプションがどういう商品なのか、どうい

スプレッド解説:ショートストラドル

さて、今回のスプレッド解説はみんな大好きw「ショートストラドル」です! ATM(アット・ザ・マネー)のPUTとCALLを同枚数同時に売るだけですから戦略としては非常にシンプルですね。 既にご紹介している「初日のアウトストラングル作戦」はショートストラングルですので、OTM(アウト・オブ・ザ・マネー)のPUTとCALLを売りますが、ショートストラドルはATMを売るのでそれだけハイリスクハイリターンの戦略となります。 とにかくATMを売るだけなので「どこを売ればいいのか?」と

初日のアウトストラングル作戦とは

このnoteを始めた時から、初心者向けポジションとして紹介している「初日のアウトストラングル作戦!」ですが、最近読者になっていただけた方も増えてきましたので、改めてマガジン記事として整理しておきますね。 まずはショートストラングルというスプレッドについて簡単に説明しておきましょう。 ショートストラングルとは ファーのCALLとPUTの売りを同数しかける戦略です。 現在の日経平均が23250円とした場合、 09 C25250 売 1枚 13円 09 P20250 売 1

スプレッド解説:先物+カバード戦略

前回は超短期勝負が肝の「バックスプレッド」について見てみました。 そこでは ・超短期勝負であること ・相場がどちらに動くか予想できること が重要であると書きました。 スプレッド解説:バックスプレッド 「買い」でプレミアムを取る戦略ですから超短期勝負なのは当然として、相場が上がるか下がるかの予測ができるのならば、先物で取っていく方がいいのでは?となりますよね。 先物を使う場合、やはり逆に動いたらあっさり損失が出てしまって精神的にもよろしくないので、それをオプション売りで

スプレッド解説:バックスプレッド

前回はレシオスプレッドを取り上げましたが、今回はその逆「バックスプレッド」について見ていきましょう。 ただしこのバックスプレッドは、CALL側だろうがPUT側だろうが、誤解を恐れずに書かせていただくならば、かなり上級者向けのスプレッドとなります。 考え方的には、レシオスプレッドの売りと買いを逆転した形なのですが、どこで建てるか、買いの枚数を何枚に広げるか、期先を使うのか否か、そして建てたら速攻で決済をしていかないといけません。 非常に難易度が高いので、今回はまずバックスプ

スプレッド解説:レシオスプレッド

前回のデビットスプレッド、クレジットスプレッドの記事から少し間が空いてしまいましたが、今回は「レシオスプレッド」について解説していきます。 タイムディケイを取っていく売り戦略の中では、クレジットスプレッドよりも使う機会は多いですが、その分証拠金も高くハイリスクです。 まずは基本形をしっかりと理解し、後半は逆に動いた際の手仕舞いポイントやヴァーティカル変形での逃げなど撤退戦の考え方まで見ていければと思っています。 それでは「レシオスプレッド」についてみていきましょう。

スプレッド解説:デビット/クレジット

それではここからは2つ以上のポジションを組み合わせる「複合ポジション」について解説していきます。 ただし、あくまでまだ初心者向け、副業で行えるという観点で簡単なものを中心に話していこうと思います。とは言え、無理に複雑なポジションで闘う必要はなく、シンプルなポジションをいくつか持ちながら管理すれば良いので、当面は必要十分な情報をお伝えできるかかと思います。 それではまず「デビットスプレッド」と「クレジットスプレッド」に関してみていきましょう。 デビットスプレッド デビット

時間的価値の減少曲線

前回「オプションの本質的価値と時間的価値」について書いてみました。 すでにオプション取引を実践されている方には基本的過ぎて申し訳ないんですが、まだオプションを始めていない方にも是非チャレンジしていただきたいので、もう少しお付き合い下さいね。 まだ以下の記事をお読みでない方は、先にこちらを読んでいただけると今回の記事に繋がります。 オプションの本質的価値と時間的価値 今回はシンプルに裸売りをしたと想定しての損益の雰囲気をシミュレーターを使ってみていきましょう。 PUTを1

オプションの本質的価値と時間的価値

前回の記事で「タイムディケイ(時間的価値の減少)」について少し触れました。オプションはこのタイムディケイによる価格(プレミアム)の減価が重要で、全ての商品(権利行使価格)は時間と共に安くなっていくのです。 オプション投資の基本を抑えよう! ① オプション投資の基本を抑えよう! ② 日経平均株価が大きく変動せず横ばいの場合でも、時間経過と共にCALL、PUT共にどんどん安くなっていきます。ですから、「買い」で入るよりも「売り」で入る方が有利ということになります。もちろん大き