見出し画像

【求】自信と美味しいパンケーキ

小さいころから自信のない子どもだった。         
学校に上着が必要かどうかも判断できなかったから、毎朝「今日寒いかな、上着いるかな」と母に聞いて従った。

だから、昔からことあるごとに「自信を持ちなさい」と言われてきた。
緊張しいで本番に弱かったから、ピアノの発表会も受験も必ずどこかで失敗した。
周りの人は私が十分に準備していたことを知っていたこともあって、余計に「あとは自信があれば上手くいくのに」と思っていたことだろう。
ほかにも、友達や塾の先生からも「自信持って」と言われ続けた。

周りの期待に答えられない原因は自信のなさにあるとわかっていたから、特に中学時代は本当に自分が嫌いだった。
Googleで『性格 変え方』『自信を持つ方法』
と数え切れないほど何度も繰り返し調べた。
内容も、実践したかすらももう覚えていないけれど。

自信を持つことは、一度目の受験から約8年経った今でも難しい。
一方では、自信よりも「自己肯定感」が大切という考えも出てきた。
でもこんなんだから私の自己肯定感はとても不安定だ。
さっきまで自分のことが好きだったのに、言葉選びの失敗や他人からの何気ない一言であっという間にがくっと下がる。
そして、再び上げるのには2倍の時間がかかるのだ。

「自信がない」と言うと、周りには必ず「大丈夫だよ」「上手くいくよ」と声をかけてくれる人がいる。
本当に恵まれている思うし、嬉しい。
しかし、その言葉すらも信じられない自分もいる。
なぜこんなに能力が無い人間にそんな温かい言葉を送ってくれるのだろうと考えてしまう。(申し訳ない…)

さらに、自信のなさはどんどんエスカレートしていく。
最近では「自分が日本語を話せていることが凄い」と考えることもあった。
頭がおかしいと思うかもしれないが(実際おかしい)、それくらいダメダメだと感じてしまうのである。

そんな中、「HSP(Highly Sensitive Person)」に出会った。
いわゆる「繊細さん」「敏感さん」と呼ばれる、気にしすぎてしまう気質を持つ人のことである。
実際HSPチェックをすると、ほとんど当てはまった。
でもまた、こんな自分をHSPとみなしたら、本当にHSPで大変な思いをしている人に失礼なのでは…?と疑問が浮かんでくる。
正直、この思考回路でいるのも面倒でしかたない。

こうして、月に1回は自分の自信のなさに落ち込む。
やる気はすぐ0になる。泣く。時には希死念慮が浮かばないこともない。
日記を見返すと「自分を変えたい」「やる気が出なかった。もう時間を無駄にしない」と繰り返し書かれていて、有言不実行だとつくづく思う。

もうもはや

自信は持つものではなく、内から自然と湧くもの

だとしたら、残された道は何かを継続し努力して成果を出すことだけだ。
今度は三日坊主な意志の弱さに落ち込むのだろうが(無限ループ)、昨日より今日が少しでも良くなるようにゆっくりでいいからやろう。

こんな日もある、というかこんな日ばかりだが、せめて明日早く起きて作業することで自分をほんの少しだけ許してあげようか。

今日はどうしようもなく気分が下がった日の独り言。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?