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福丸小糸の光空記録(シャイノグラフィ)

小糸のことは絶対に文字にしておきたかった。
W.I.N.G.編での内容を前提に書くので、ネタバレ嫌な方はブラウザバックしてください。

福丸小糸さんについて

新ユニット・ノクチルで3人目に実装されたアイドル。高校1年生で、透と円香の一つ後輩、雛菜とは同学年。
小糸によると幼馴染3人とは中学が別だったみたい。

幼馴染3人のことを特別な存在だと思っている。この「特別」は、自分にとってという意味もあるだろうけど、おそらく「自分も含むほかの人にない特別な才能や魅力を持つ人」という意味が多分に含まれている。
新人なのに周りの業界人から挨拶されちゃうようなオーラを持つ透、気持ちにブレーキをかけながらもアイドルとして一定のレベルに進めてしまう円香、「楽しいことだけ」というスタンスを貫きながらいろんなことを要領よくこなす雛菜。
そんな3人と一緒にいて、自分は頑張って練習してようやくみんなに並べるっていう感覚を持ってる。
そして自然体でその水準にいる彼女たちに後れを取らないよう、頑張っていることは知られたくない。「これくらいするのが当たり前」という態度で努力を重ねる。

幸せになれ・・・と思わされる子ですね・・・
アイドル活動を通じて、彼女が「自分は頑張ってきた」ということを認めていくプロセスのあちこちで泣いてしまいました。

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過去が変わるわけではなく、努力の代償として小糸が感じてきた孤独は消えないけど、それでもそこに意味があったと思える"今"があるのなら。
小糸は大丈夫だよ。これからだって、君が頑張ることは絶対に無駄になったりしない。

これから先、気を抜いた編成で小糸をプロデュースすることは絶対にない。大人げない最強サポート編成で常勝していこうな!
(敗退にだって意味があるのはわかってるけど、この子の努力に結果で報いることがゲームシステム上可能である限り、僕は彼女を勝たせ続けたい)

小糸の目指すアイドル像

小糸のW.I.N.G.編は、オーディション合格時にプロデューサーから投げかけられた「どんなアイドルになりたいか」という問いから始まった。
そして優勝コミュでの彼女の答えが最高にしびれた。
小糸は孤独を知っている。それは幼馴染たちと離れて過ごした中学時代にもあっただろうし、彼女たちと共にありながらも、自分が水面下で足を必死に動かしていることを知っているから、どこかで「自分はみんなと違う」と思っていたかもしれない。

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その小糸が、ほかの人の孤独に寄り添いたいという。自分と、自分を応援する人たちで輪を作って、その中でみんなが安らげるアイドルになりたいと。
小糸のプロフィールには「内弁慶」という紹介がある。実際、関係がよくなっていくにつれてプロデューサーに対する物言いもやや強気になっていくのがほほえましい。
そんな彼女の成長は、内弁慶からの脱却ではなく、「輪を広げ、小糸が内弁慶を発揮できる範囲を大きくする」という形で描かれる。

雛菜の記事でも書いたけど、成長が本人の性格の否定にならないのはシャニマスのシナリオの大きな美点だと思う。
その人の人格を安易に弱点として扱い、克服させたりしない。彼女たちが「これまでそう在った」ということを尊重してくれる。
繊細でめんどくさい自分のままで、シナリオに没頭させてくれる。ありがとうシャニマス。

福丸小糸と「シャイノグラフィ」

シャイノグラフィ聴いた?まだなら聴いてみてください。後悔はさせない。
https://www.youtube.com/watch?v=2QCNRUoDb6s
再生数のうち200回くらいは自分だと思う。以下の歌詞がシャニマスっぽくてすごく好きだ。

「鏡を覗いても 自分色なんて自分じゃ見えない
だけど君が走る背中は 君色の羽根が羽ばたいてる」
「君が見るこの背中に 翼が見えるように 行こう!」

小糸がW.I.N.G.編で出した答えは、「アイドルとして」の在り方について。
幼馴染3人との関係性における劣等感(この言葉にまとめるのは安易な気もするけど、便宜的に)については、まだ答えは出ていない。
小糸のシーズン3コミュのタイトルは「背中みっつ」。幼馴染3人を後ろから追いかける小糸の眼差しが描かれる。3人の背中に見えるそれぞれの色の翼を見て、「特別」だと語る。

でも、、、でも!!!
「頑張るのが怖い」円香が、自分の背中を追いかけて「頑張る」小糸を見て、何も感じていないわけがないよ。

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「つらくても頑張る」を意識的に遠ざけてきた雛菜が、嵐の中を進もうとする小糸のこと、特別に感じてないわけがないんだよ。

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透は正直、今描かれている要素からは何とも言えない。でも、情動そのものが希薄に見える透にノクチルの活動の中で影響を与える人がいるとしたら、それは小糸なんじゃないか?

みんなが小糸の背中にある翼のことを知ってるよ。だから小糸も。大切な幼馴染の瞳に映る、自分の翼を信じてみてほしい。その翼で、君は孤独を抱える人たちを包み込んで笑うんだ。

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これからの1年は、上述した「シャイノグラフィ」のフレーズを、小糸が自分のものとして歌えるようになっていく1年になると思う。
そう強く信じたいし、それを信じさせてくれるだけのシナリオを、今までのシャニマスは描いてきてくれた。

いつもありがとう。これからもよろしくな、シャニマス!(不時着)

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