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漫画の話『バード』〜イカサマ麻雀の極地〜

さて、漫画の話をしましょう。保険の話なんてつまんないしね。

今日紹介するのは、麻雀漫画の中でもイカサマに主軸を置いたものでは最高傑作と名高い(私調べ)、青山広美の『バード』です!では行ってみましょう!

『バード』
(1巻表紙、主人公の世界一のマジシャン「バード」)

あらすじ

般若組は「蛇」と呼ばれる何十年も無敗の謎の雀士に敗北し続けて来た。間近に迫る組の命運を賭けた勝負に、般若組の代表般若小次郎(はんにゃ・こじろう)と孫娘の沙良(さら)はラスベガスにいる世界一のマジシャンと呼ばれる人物、通称「バード」に助太刀を頼む。バードは蛇に興味を持ち、その依頼を引き受ける。そして、世界的なマジシャンと伝説の雀士の戦いが幕を開ける。

イカサマの極地

麻雀漫画では「イカサマが許されるかどうか?」というのは大きなテーゼです。まあそれだけ麻雀というゲームにイカサマが多い、やりやすいという面があるのですが、なんとこの漫画はイカサマを完全に肯定します!というより、イカサマが良い悪いという話すらなく、勝つためには必然的な手段として描かれます。

バード麻雀講座は勉強になるなあ…
(念のために言うと、全てイカサマです)

もちろんこれはバードだけに限った事ではありません。蛇の得意技は、全自動麻雀卓での天和(配られた時点で上がっている事)なので、まあイカサマしてますよって言ってるようなものです。この蛇の天和をどう暴くか?どう防ぐか?というのがこの漫画の骨子になっています。

伝説の雀士「蛇」
(デブのジジイなのにカッコいい!)

このイカサマのトリックを推測し、破り、裏をかき…という繰り返しが最高です!常にバードが圧倒するわけではなく、読みが外れたり、蛇の常識を超えた仕掛けに翻弄されたりと、ミステリのような展開が楽しめます。

セクシーなシーンもある(?)

まとめ

麻雀漫画、特にイカサマ対決が好きな人には文句なしでオススメできます!あと、手品の種明かしとかが好きな人にもオススメです!ただし、漫画の中で種明かしがあるとはいえ、かなり難易度が高い(というか現実的に可能なのか?っていうレベル)トリックがほとんどなので、真似しようかなとか思う人は注意が必要です!例えばバードの天和積込はこんな感じ。

バード式全自動麻雀卓天和積込

ちなみに蛇の天和の種は、ある意味もっとぶっ飛んでます!その辺は是非読んで確認してください!全2巻でKindleにもなっており、読みやすいのでオススメです!あっ、ちなみに別の作画がついたリメイク版もありますが…読まなくて大丈夫です!

本日の漫画紹介でした!


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