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今からでも楽しめるヒストリックの職工

ヒストリックの職工とは

MTGアリーナ限定フォーマット「ヒストリック」のカードプールの中から、さらにコモン、アンコモンのカードのみが使用可能なフォーマットです。
※MTGアリーナでは、「コモンとアンコモンだけが使えるフォーマット」を「職工」と呼ぶようです。

ヒストリック自体記事執筆地点で「イクサラン」~「エルドレインの王権」までというパイオニアよりさらに狭いカードプールです。2色土地はpauper同様基本的にゲインランドとギルド門を使うことになるため、「手つかずの領土」などを利用できるデッキでない限りはアンタップインができません。

メタゲーム

競技フォーマット的な性質がないためか、ほぼメタゲームらしきものは成立していませんが、この記事で紹介するデッキだと青白飛行、イゼットドレイクはよく当たります。私がまともに組めなかったのだと(黒を足した)ソウルシスターズや、《執着的探訪》を軸とした青単テンポも人気でした。バーンはかなり強いと思うのですが、なぜかミラーは踏みませんね。逆に《肉儀場の叫び》や《カラスの仕返し》でアグロ耐性を高め《夜帷の捕食者》や《貪欲なチュパカブラ》をフィニッシャーに据えたコントロールの方が人気な気がします。《覆いを割く者、ナーセット》などのアンコモンのプレインズウォーカーが強く使えるからでしょうか。
コンボデッキだと《縫い師の見習い》が使えるので墓地利用系のデッキが存在したりします。また、イクサランを含むため吸血鬼やマーフォークの部族デッキも存在しています。
というわけで私が組んだ中で強いと思ったデッキを紹介していきます。

イゼットドレイク

2019-12-29 23_18_22-スタート

アリーナコピー用
4 選択 (ELD) 59
8 島 (ELD) 257
2 崇高な工匠、サヒーリ (WAR) 234
2 謎めいた指導者、カズミナ (WAR) 56
4 ショック (M20) 160
8 山 (ELD) 265
2 チャンドラの螺旋炎 (WAR) 120
2 溶岩コイル (GRN) 108
4 急流の崖 (M20) 252
4 イゼットのギルド門 (GRN) 251
4 弾けるドレイク (GRN) 163
4 型破りな協力 (ELD) 193
4 急進思想 (GRN) 52
4 フェアリーの荒らし屋 (ELD) 45
2 胸躍る可能性 (ELD) 146
1 プテラマンダー (RNA) 47
1 薬術師の眼識 (GRN) 32

プランニング次第でどんなデッキにも勝てる環境の王者。エルドレインの王権の「2枚目ドロー」シナジーを軸としながらも、現在パイオニアでも猛威を奮っている《弾けるドレイク》を筆頭に、大きなアドバンテージをもたらす二種類のプレインズウォーカー(以下PW)、テンポを取りやすい赤い除去とパワーカードが余すことなく詰め込まれています。
タフネス1の地上クリーチャーが多い環境であるため、《型破りな協力》の生み出すトークンは攻めにも守りにも大きなアドバンテージをもたらします。このカードの第二の能力がもたらす環境随一のマナフラッド耐性もこのデッキの魅力です。
《弾けるドレイク》は自身が太いクロックとなりながら、《型破りな協力》《フェアリーの荒らし屋》を誘発させることもできるこのデッキの切り札です。
《覆いを割く者、ナーセット》だけは天敵なので青いコントロールと戦うときは注意しましょう。

バーン

2019-12-29 23_19_05-スタート

アリーナコピー用
4 ショック (M20) 160
17 山 (ELD) 265
4 ギトゥの溶岩走り (DAR) 127
4 ヴィーアシーノの紅蓮術師 (M19) 166
2 燃えさし運び (M20) 137
4 殺戮の火 (ELD) 143
4 稲妻の一撃 (M19) 152
4 チャンドラの螺旋炎 (WAR) 120
4 批判家刺殺 (RNA) 115
1 舞台照らし (RNA) 107
4 狂信的扇動者 (RIX) 101
4 魔術師の稲妻 (DAR) 152
4 静電場 (GRN) 97

私がこの環境に取り組むにあたって最初に組んだデッキ。前述の通り回復シナジーを取り込んだデッキが多く意識されてはいますが、火力を相手のシステムクリーチャーに撃ってしまえば十分に抵抗できる柔軟性がこのデッキの魅力です。
《魔術師の稲妻》が3マナになるとテンポ面で間に合わなくなるパターンがしばしばあるので、《ギトゥの溶岩走り》《ヴィーアシーノの紅蓮術師》は大切にしましょう。除去が飛んできそうな場合は本体に撃ち込んでしまってもいいので早めに使ってしまうのがおすすめです。似たような理由で《批判家刺殺》も撃てるときに本体に撃ってしまって問題ありません。

青白飛行

2019-12-29 23_18_48-スタート

アリーナコピー用
4 錆色翼の隼 (M19) 36
10 平地 (ELD) 253
4 癒し手の鷹 (GRN) 14
4 フェアリーの導母 (ELD) 11
4 翼の結集 (WAR) 27
4 忠実なペガサス (M20) 28
3 翼ある言葉 (M20) 80
6 島 (ELD) 257
4 幽体の船乗り (M20) 76
4 天穹の鷲 (M20) 208
4 平穏な入り江 (M20) 259
1 議事会の裁き (GRN) 6
4 順風 (XLN) 56
4 薄暮まといの空渡り (XLN) 9

最後は部族系デッキの紹介です。
勝つも負けるもバーン以上に早く、基本的にはコンバットも脳死フルパンでどうにでもなってしまうのでイベント終了までに手っ取り早く報酬をもらいたいという場合もおすすめです。
弱そうなクリーチャーばかりですが12枚あるロード(《天穹の鷲》《順風》そして《翼の結集》)のうち1~2枚引ければ3ターン目には対処困難のクリーチャーが並ぶことになります。ぶん回ったときの最大値は間違いなく環境トップ。
弱点は2色アグロであるため土地事故を頻繁に起こしてしまうことです。最大の敵は己自身。あとこのデッキが嫌いな人が《クロールの銛撃ち》を叩きつけてきて即爆発するはめになったりします。

まとめ

というわけでMTGアリーナのイベント「ヒストリックの職工」のデッキを紹介しました。
冒頭で紹介した以外にも探検デッキや、PWコントロール(まさかこの環境で《次元間の標》を見るとは思わなかった)など紹介しきれないほど多くのデッキが存在する面白い環境なので、あと24時間位ですが年末暇だなあという方は遊んでみてはいかがでしょうか。

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