大魔王様がヒロインになるまで♯2

「ひっぐ......えっぐ......」

「だっ大丈夫か?」

「ア゙イ」

声がガラガラだな......まぁ2時間も泣きながら喋っていたんだ、当たり前だな

「ベットを貸してやる、今日は休め」

「ズミマゼン」

「アナタハイイヒトデスネ」

「そんな事ない......また明日会おう」

本当いい人だな......なんで名前がギルティ(有罪)なんだろうこの人だったらもっとふさわしい名前があるだろう…に......

いい人か......なぜ我は自分を殺すかもしれない相手と話しているのだろう?普通は倒さなければいけない相手なのに......それが大魔王として生まれた私の運命なのに

「えっとおはようございます」

「おぉ勇者か起きたのだなではここからされ」

「あの!貴方はなぜここにいるのですか?」

「............我はここに居なくてはならないのだ」

「何故ですか?貴方は罪を犯した人なのですか?ギルティなんて名前......」

「......我は」
パリーン

窓が!あそこにあるのって矢?どうして…

『魔王め!ここから出ていけ!』

『出ていけ!』

「バリアが甘かったか…勇者下がれ」

あの人から赤黒い禍々しい色が
あっ消えた

「あの貴方は一体?」

「我の名はギルティ…大魔王ギルティだ」

大魔王ギルティ?!

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