大魔王様がヒロインになるまで♯4

「あの大魔王様!」

「なんだ」

「俺に出来ることって何かありますか?」

ここに居させてもらうんだ、少しでもお手伝いしないと

「ないな…」

「え?でも家事とか」

「それはこの城がやってくれる」

どゆこと?城が家事をする?

「証拠が見たいのなら見せてやる、来い」

嘘だ......城の壁から手みたいなのが出てきて食器洗ってる......

「この城は意志を持っいる、でも勇者を城は拒否しないという事は勇者は有害じゃないと城が判断しているのだ、だから我も勇者を追い出さない」

「何となくわかったような気がします」

ほんとにわかっているのか?

「それより勇者、勇者は仲間を集めるのだろう?その中にヒロインという奴もいるようじゃないか、探さなくていいのか?」

まさか大魔王のやる追い出し方ってこれ?別に俺そういうの求めてないし......あっ!

「俺はそういうの求めてないので、でも大魔王様がヒロインになってくれると言うなら話は別ですよ!」

どうだこれで!

「なっ何を言っている!わっ我はヒロインなんてものなる気は無い」

あれ?満更でもなさそうな

「我はもう休む!」
バンッ

ありゃ〜ちょっと酷いことしちゃったかな?

ゆっ勇者は何を考えているのだ!?我が勇者のヒロイン......むっ無理じゃそんな事!

はぁ明日からどう接すればいいんだ?(和真・ギルティ)

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