大魔王様がヒロインになるまで♯5
う〜ん…あれから3日も経ってしまった。
あれから魔王様とは話してないし、どうしよう…
あれから勇者とは話していない、あんな強引な出かたしたから嫌われたのか?いや…大魔王は本来嫌われ者今までの勇者がおかしかったのだ…
「あの…魔王様」
「なっなんだ」
「えっと、この前はすみませんでした」
「えっあぁあのことか、別に良い」
「えっいいんですか?」
「我は別に怒ってはいない」
「ありがとうございます!やっぱり魔王様はいいひとですね!」
「本当にいい人はみなに嫌われていないと思うぞボソ」
「え?」
「いやなんでもない」
「そういえば勇者ここから出て我を倒せば勇者は英雄王と言われるぞ、こんな所に居たらその逆魔王の手下だの反逆者だの言われるぞ」
「俺は英雄王なんて言葉はいりません、それに俺が魔王の手下とか反逆者とか言われても別にいいです。それに魔王様…俺が英雄王になるにはあなたは死ななければならないんですよ!簡単にそんな言葉使わないでください」
「我は嫌われていると言ったであろう、我はいつか死ななければならない存在だ」
「老いて死ぬといことはできないんですか?」
「できない…我の一族は不老不死の一族だから無理なのだ」
不老不死?だったら死なないんじゃ
「言っておくが確かに我の一族は不老不死だ、でも勇者だけが使える剣、ユーダストゥミだけは我を倒すことが出来る」
ユーダストゥミって君の宿命?不思議な名前が着くものだな
「だから勇者だけは我の敵ということだ」
「はぁ」
と言われても俺剣振り回せないし、まず戦うの嫌だし
平気ですよ、俺はあなたを殺せませんから
勇者は何故ここまで言っても出ていかないのだ?
むっそういえば預言者が言っていた勇者は確か、琥珀の瞳を持ち薄紫の髪を持つものと言っていたような......薄紫の髪はあっているが琥珀の瞳ではない、ではこやつは一体何者なのだ?
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