松村智史(2020)『子どもの貧困対策としての学習支援によるケアとレジリエンス』

その場に赴けば受け入れてもらえる感覚などから、自己肯定感といったレジリエンスの向上に繋がり、そこから更にウェルビーイングの向上まで見込まれると。

以下、思ったこと。

・教育における貧困対策の役割の境界設定
教育は知識教授の他で貢献できる側面はここまで(自己肯定感の向上)が限界で、生活保障の面は福祉が前面に押し出される必要がある。

・学習支援から学校教育への照射
履修主義的な、受けさえすればいい時空間において緩やかには拘束されず、行為を制約されてしまう授業(空間)は自己肯定感を低下させる作用を持ちうる。このような生徒に対して一律の行為を求めるのであれば、別時空間への移動(モビリティの向上)が許されるのではないか。それが許されないのであれば、独自のルールが適用された公ではない私的空間として定義できないか。

4章と終章をもう少し咀嚼してここに詳細を追記したい。

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