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AACA 第8戦 いなべ

9/5はAACA 第8戦 いなべ

前回の初めての5位入賞を果たした第7戦に続き(noteはこちら)、第8戦もいなべ市梅林公園で開催されました。

当初のアナウンスでは、第8戦は自分にとって苦手な平坦コースである長良川サービスセンターでの開催とされていたため、特に狙ってコンディションを合わせに行くようなことはしませんでした。
「1年トレーニングを頑張って、また来年AACAいなべにリベンジしよう」くらいに思っていましたが、いなべに変更されたことで第7戦のリベンジをする機会が早くも訪れてしまったことになります。

おまけに、自分は真夏の疲労が集中して体調を崩してしまう始末。
仕事を休むくらいの絶不調でした。
トレーニングも休み、なんとか回復させて会場へ。

今回のメンバーは第7戦よりも濃く強いメンツが多く集まっていたため、入賞の確率は恐らく低いだろうと思っていましたが、今から思えば心理的にもその時点で負けていました。

体調をこれ以上悪化させないようにアップは少なめ、しかしスタート直後の周回賞を狙ったペースアップについていけるよう高強度はしっかり入れることにします。
自分の不注意でレース前にサイクルコンピューターの背面の爪を折ってしまったため、サイコンは背中のポケットに入れることにしました。

レース中にパワーを見ないのは自分にとって大きな変更ですが、以前から考えていたことでもありました。
自分は以前から練習中でも追い込めきれていないという指摘をいただくことが多く、その理由の一つとして考えられたのが「パワーメーターの数値を見すぎている」ということでした。
最近のホビー選手にはありがちな落とし穴だと思います。
数値を理解し把握することは大きな武器ですが、数値に縛られすぎると自分の殻を破ることも難しくなってしまいます。

今回は強いメンバー相手にどれだけ付いていけるかわかりませんが、後悔のないよう最前列に並びます(写真はM.HATTORIさん)。
レースのスタート時刻まで時間があったため、1人だけリラックスした体勢で過ごしていたらレース直前にまさかのチェーン落ち。余裕ぶっこいていた僕のバカヤロー。

スタートで出遅れてしまいます。
ほら!言わんこっちゃない(写真はUMAさん)。

ローリング中にセコいことをして最前列まで上がる羽目になります

リアルスタート後、2周目までは集団の先頭付近で走行、練習仲間のO島さんが単独で飛び出していました。
O島さんは優勝候補のうちの1人でした。平坦レースではとりあえず泳がせるプランもありますが、いなべコースの場合は強い選手の単独逃げが最終的な結果を決めてしまうケースも多いです。周辺の選手に「追わなくていいのか?」と声をかけて様子を見てみます。
これで追ってくれる選手が1人でもいればラッキーと思いましたが、あまりうるさいことばかり言っていると集団に嫌われてしまいそうな雰囲気だったので、自分も多少は脚を使って追います(写真はM.HATTORIさん)。

3周目で、集団からH部さんが現れて単独で逃げていきます。Cycle Studio iで日々トレーニングに励む強豪選手で、優勝候補のうちの1人です。
自分も何度か練習をご一緒させていただきましたが、高いフィジカルのみならず経験も非常に豊富な選手です。レースでは、去年の伊勢志摩スカイラインヒルクライムで大敗しています(ブログはこちら

どうやって勝つのかという話なのですが、集団後方で中切れに合ってもらわない限り無理です。
レース招集地点でのH部さんの並んだ位置が後方だったため、中切れで沈んでくれと祈ってました。圧倒的な実力で中切れをパスして先頭付近まで上がってきたのだと思います。

H部さんの飛び出しによって、追いかける集団のペースが一気に上がります。始まりました、2019年伊勢志摩スカイランヒルクライムビギナークラスの再現。あっという間に何人かの選手がちぎれていきます。序盤から先頭で走っていたO島さんもその1人、そして僕も千切れました…。

その後の記憶はあまり覚えていませんが、何人かの選手にパスされました。気温がかなり高く、体調も優れなかったのでレース中盤で自主的にリタイアしました。
下位カテゴリーのレースで完走できなかったのは久しぶりです。屈辱でした。序盤で千切れてしまったことで精神的にもう参ってしまっていました。
足切りはされていないのですから、アマチュアレーサーにとってレースは大事な練習の機会でもあります。
歯を食いしばって完走を目指すべきでした。

レースの優勝はH部さんのチームメイトであり、同じく優勝候補の一角であったTさん。
Tさんとも僕は練習を何度かご一緒させてもらっています。知り合う以前からTweetやStravaのログなどを一方的に拝見していて、フィジカル的には同じくらいなのではないかと思っていましたが、H部さんと同じように伊勢志摩スカイラインヒルクライムで圧倒的敗北を喫してから、完全な格上という認識です。

H部さんはTさんのアシストを主に努めたらしく、集団のペースを上げて人数を減らしたあとでTさんを単独で逃したそうです。ナイスチームプレイでした。
本当におめでとうございます。

体調は自分がコンディションを合わせられなかったミスなので言い訳にしたくはないです。
シンプルに力負けでした。
また、サイクルコンピューターがないというのもかなりの違和感でした。
やはり、慣れないことをいきなりレースで試すのは良くないです。練習で追い込んでいるときや、レース中は手元をあまり見ていないつもりでしたが、やはり見ていたということですね。

これで、やっとこの一言が言えます

「1年トレーニングを頑張って、また来年AACAいなべにリベンジしよう」

今年もAACAお疲れさまでした。
来年もよろしくおねがいします(まだ数戦あります)。

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