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AACA第7戦いなべ 1-4

第6戦長良川から1週間しか経過していませんが、第7戦レポです

AACAは圧倒的に長良川サービスセンター前河川敷の平坦コースが多いですが、年2回あるいなべと新城は登りを含んだテクニカルコースで行われます
スプリント力で大きく劣る僕のような選手にとっては平坦よりは実力を出しやすいコースとも言えます。

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300mくらいの登りが1回、短い登りが1回あります
300mくらいの登りはぐいっと100mと少し登ったあと途中にだらだら登る区間があります。
コーナーは直角コーナーが多く非常にテクニカルで、道も細い箇所が多く必然的に隊列は縦に伸び、集団の後方に下がると非常に厳しいコースとなっています。
集団の前方で走行することが大事です。
各カテゴリーともにレース序盤から小集団にばらけ、後ろから順に足切りになるというシンプルなサバイバルレースの様相を呈することが多いです。

長良川からレース間隔が短くかつ4連休の土日を予定外にフルレストしてしまい、狙ったようなピーキングは不可能でした。

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前回のレース日は7月23日だったので、レースを挟んで週4日休んでしまったことになります。コンスタントに週5ワークアウト、週2レストの習慣を2ヶ月程度こなしてきており、かつ仕事は肉体疲労の少ないデスクワークのため、自分のTSBは体感上の体調をほぼ正確に反映した数字でしたが、4日もレストをしてしまったことでかなり数値と体調にズレを感じました。

レース前に運動量を増やして疲労を溜め込みたくないものの、全く乗らないのも精神衛生上よろしくなく(おそらく4日レストしたところでフィジカルが極端に下がるとも思わないので、精神上と書いておきます)、平日は短時間高強度のローラーで追い込み(K本くんのアドバイスによる60秒-30秒のインターバルを周回数である10回行いました)、夜練でも短時間を追い込みました。
念の為、前日にしっかりとフルレストを挟むことで「85.3CTL 14.0TSB」と数値的には疲労の抜けた状態で望みましたが、数値ほど疲労が抜けていない感じがありました。

レース当日は自家用車で会場入り、2時間前にホットドッグとサンドイッチを摂取。サンドイッチは少し量が多いと感じましたが完食。
レース前、平日の夜練会に最近よく参加してくれる高校生グループの親御さんたちにご挨拶できて良かったです。
また、外国人グループのレースエントリーを手助けできて良かったです(最近は英語を再び勉強中なので、実際に英語を使ってみたかったというのもあります)。

コースで20分ほど試走をしながらアップをこなしてレース30分前にレッドブルでカフェインをブースト。狙ったようなスケジュールでスタートラインの最前列に並ぶことが出来ました。このコースは長良川以上に最前列に並ぶのが重要です。気温は暑いですがレースは18kmの短距離なのでボトルは一本だけ。機材も身体も出来るだけ軽量化。
スタートラインで全選手を見渡しますが、自分より強そうに見える選手は数人、前回の長良川よりは少なそうです。
レースは10周回。
目標はどんな形でもいいのでリザルトに名前を残すこと。

レース開始、コース中盤をすぎるまで長いローリング。
リアルスタートが切られると、勢いよく飛び出していく選手が一人。ただ、あまりにも速すぎたのでついていけず諦めます。
2周目で前に2人飛び出している選手が。
沿道で応援してくれていたS浦さんが「2人について行って逃げよう」と声をかけてくれ、自分も逃げに乗るチャンスだと思い平坦で踏んでなんとか追いつきます。
「3人で回そう」と声をかけて自分も先頭で牽きますが、思ったようにローテが回らず自分が多めに牽く形になってしまい2周目完了。この時点で自分はかなりしんどくなってしまいます。

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写真はHIROKIくん

その後はかなり記憶喪失が激しくなりますが(めちゃくちゃしんどかったので)、登りだけはそこそこいいスピードで登ることができたものの、途中にある緩やかな登りないし平坦で踏ん張ることが出来ず、3~4周目くらいには4~5名の選手と、練習仲間のI村くんを前に行かせてしまいます。
その中にはスタートラインで自分より脚がないだろうと予想していた選手も含まれており少し残念でしたが、これ以上遅れるわけにも行かないのですぐ前に見えるI村くんを目標物として踏みます。

しかし、これがどうしてI村くんとの差が縮まらない。彼はどちらかというとスプリンタータイプなので、登りで若干差を縮めることはできるのですが他の区間で離されてしまう。
自分もソロで追いかけるのは疲弊するばかりで、ヒルクライムのそれのように次第にタレてきます。
今になって考えると、彼と協調して前を追いかけたほうが効率よく前を追えた気もしたのですが、彼は練習会で自分と競ることの多い選手でもあり「彼には負けたくない」という無駄なプライドがありました。
必然的に、レース終盤まで彼と抜きつ抜かれつの6位~7位のデッドヒートを繰り返し、先頭との差が縮まる気配はありませんでした。

レース終盤で周回遅れと見られる選手を僕たちも吸収し始めます。追い抜くときに「周回遅れですか!?」と聞きました。すると、どうやら前に見える人数から逆算して自分とI村くんが5位争いをしているのではないかと判明。自分の覚えていないところで先頭から一人脱落していたみたいです。
すると、I村くんより先にゴールしさえすれば入賞、リザルトに名前が載る→目標達成ということで、俄然やる気が出てきました。

レース残り2周でI村くんを捉えて少しだけ突き放すことに成功。「やっぱり終盤は強いですね」みたいなことを言い残して離れたのでこれは勝負あったと判断して自分も辛いなかなんとか踏み続け、先頭から千切れながらタレタレのタレでなんとか5着でゴール、嬉しいAACA初入賞となりました。

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ひどい顔(笑)
写真はあゆか嬢

ホビーレースに参加するようになってから早くも2年以上が経過しましたが、ちっとも歯が立たなかったAACAの最下位カテゴリ1-4でようやく入賞という形でリザルトに名前を残すことが出来ました。
日頃から一緒に練習してくださる皆さんのお陰です。
ありがとうございました。

まだ勝ったわけではないので(本当に悔し恥ずかしいことに)なんとかして1-4カテゴリーで優勝したいのですが、やはり実力差を感じました。
次からはまたしばらく苦手な長良川が続きますし、まだまだ先は長そうです。

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レースの結果がこちら

やはり、中盤から思いっきりタレてました。
タレながらぎりぎりでゴールした感じが見て取れます。
序盤で踏みすぎたと思いきや、もう少し追い込めたのではという感じもあります。数値から一概に判断することは出来ませんが、最近はW'balが5を下回ることが練習でもレースでもあまりありません。
やっぱりメンタルが弱いんでしょうか。
平日の夜練で短時間高強度練をやることは豆腐メンタル克服のために効果的らしいので(→Side by Side Radio 66. Endure 我々の限界は何が決めるのか?)、引き続き継続していきます。

あと、暑さも克服しないと駄目ですね。
ある程度は順応も効くらしいので(→Side by Side Radio 7. 暑さに打ち勝つ、The Science of Tour de Franceに学ぶ暑さ対策)、週末の練習をしっかり頑張っていこうと思います。

最近、元プロロード選手の西薗良太さんが更新されているSide by Side Radioにハマってます。
本当におすすめです。

それでは。


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