心と体は、つながっているから

穏やかな心持ちでいたければ、体を大事にしないといけないんだなぁ。


先月の半ばくらいからずっと、そこはかとなくしんどくて。
いつも不安で、起こることすべてマイナスにしか捉えられなかった。イライラしていた。他人の小さなことばがいちいち心に引っかかった。こんな自分でいたくないのに止められなくて、苦しかった。

元気が出ない時にやることは、大体やったのだ。
友達と電話したり、欲しいものを買ったり、好きなものを食べたり。
好きなだけ本を読んだり、わたしにしては珍しく、花なんて飾ったりした。

でも、どれをやっても元気になるには程遠かった。

何が足りないのか、さっぱりわからない。
いつも大体ここまでやったら元気になるのだ。
これ以上なにをすればいいのか、全然わからない。

途方に暮れて、疲れた体を無理やり起こして出勤し続けていたある日、「ああ、もうむりだ」と思った。
よく晴れた昼下がりだった。
朝から頭が痛いし、全然集中できないし、もうだめだ、何やってもだめだ、もういやだ、としか考えられなくなった。

体調が悪いので、早退させてください

「早退してもいいでしょうか」でなく、「早退させてください」と言った。
どうせ「いいよ」と返ってくるのに、わざわざ「いいでしょうか」なんて聞く意味がわからなかった。
早退するぞ、誰になに言われても早退するぞ、もう絶対にすぐ寝てやるんだ。
気付いたら泣いていた。

本当に頭が痛いのかは、もうわからなかった。

偉い人やチームメンバーの「大丈夫?」というチャットもろくろく見ないで、退勤したらすぐベッドにもぐりこんだ。
それから夜まで寝て、ご飯を食べてまた寝た。
起きたら朝で、迷わず「今日も休みます」と連絡して、そのままごろごろして、早めのお昼ご飯を食べてまた寝た。
起きたら夕方で、まただらだらして、夜になったらまた寝た。

ぐーすか1日半も眠りこけて、ようやく少し体が楽になった。
次の日、相変わらず心の灯は消えたままだったけど、淡々と手だけ動かして1日を終えた。

元気100倍とは言わないけど、たくさん寝てから少し、ましになった気がしている。

心と体はつながっているから、何をしても心がしょんぼりしたままだと思ったら、体を大事にしてみるといいんだな。
眠くなくても、疲れていないと思っても、とにかく一度寝ちゃった方がいい。
休みの日はせっかくだからどこかに出かけたいと思うかもしれないけど、思い切って1日ごろごろしてみた方がいいのかもね。
好きなことだって、やり続けたら体は疲れちゃうんだからさ。

大きく沈むたびに同じようなことを思い出しているような気がする。
きっとこれからも忘れるだろうけど、そのたびちゃんと思い出せたらいいな。

心と体はつながっているから、心が疲れていたら、体から大事にしてみるといいよ。
とにかく全部忘れて、いちどぐっすり寝てみることだよ。

大丈夫、もうだめだと思っても、それは疲れた体が心に思わせているだけで、あなたは何度でも戻って来れるよ。

最後までお読みいただきありがとうございます。 これからもたくさん書いていきますので、また会えますように。