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築地 本種で寿司屋酒

 魚河岸勤めの友人と誘い合わせて、久しぶりに築地本種へ。少々分かりにくい場所にあるが、魚河岸の人が通ってくる隠れた名店だ。

 いつもながら怪しい雰囲気(笑)の路地裏を進んでテーブル席側の入り口から入店。このお店、カウンター側(5席程度)とテーブル席側とが入り口が別々なので、初めて来た人は戸惑うかも(自分も戸惑った)。大テーブルに着席して、取りあえずビールで友人を待つ。大テーブルにはよく見る常連さんが。ここは魚河岸勤めの人達がよく来るので、テーブル席側から入店すると多少びっくり(完全に呑み始めてる人多いし、お客さんの風貌も(笑))するかもだけど、怖くないので大丈夫。

 ほどなく友人が来たので、まずはつまみにあら煮っぽいのと刺身の盛り合わせ。なんかいつも適当に友人が頼んでくれるので、これらが正式メニューにあるかどうかは知らない(笑)。今日の刺盛は「マグロ(ほぼ中トロ)」「貝紐」あたりを筆頭に数種類を少しずつ。しかしここのマグロは赤身に見える程度でも程良く脂がのっていて、かつねっとりとしていて美味い。

 つまみである程度ビールが進んだ後に腹ごしらえ。自分は「握り1.5人前(1,500)」友人は「丸ちらし(900)」を注文。これらは正式メニュー。他には「握り1人前(1,000)」「刺身定食(1,200)」あたりがある。友人は丸ちらし押し、僕は頑なに握り1.5、いつも意見が合わない(笑)。注意点というか老婆心として握りの場合は1人前より1.5人前を頼んだ方が絶対良い。何故かというと、追加で入るマグロの量と質が良くなるから。前に1人前を頼んだ友人が、こちらと見比べて悲しそうな顔をしていたので、、、余程の小食でなければあっさり食べきれると思うので、是非1.5人前を。

 握りが来たのでビールから日本酒(白鷹)に切り替えて、握りをつまみに頬張る。いつもながらいい感じの酢飯と結構大きめに取られているタネが口の中でホロホロと無くなっていく。こちらのマグロは刺盛のものよりトロに大分近い部分。あっという間に溶けてなくなっていってしまう。白身からはじめてマグロがなくなるまで、たいして時間はかからない。いつも一気に夢中で食べてしまう。

 最後に残った玉子焼きとガリを囓りつつ、残りの酒を干してごちそうさま。この値段でこのクオリティ、いつもながらの満足感でした。大将ご馳走様。

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