【本の紹介】ゼロからわかる TypeScript入門
この度WINGSプロジェクト様より「ゼロからわかる TypeScript入門」を頂きましたので、ご紹介させて頂きます。
※タイトルの書影は発刊元の技術評論社サイトからお借りしました。
前提
筆者は職業プログラマーであり、Webフロントエンド系の開発について、そこそこの経験は有り、という立場からのレビューとなります。
良かった点
・オールカラーでとても見やすい！
・TypeScriptとはどんな言語か？という部分の説明がある。JavaScriptとはどう違うのか？という点について理解が出来る。
・使用するツール（Node.js、VisualStudioCode）のインストールから説明されている。全くの初心者でも丁寧に説明されているので、環境構築でつまづく事は無さそう。
・TypeScriptの言語機能について細かく章を分けて説明されている。基本的な条件分岐やループからクラスについてまで、一通りの言語機能が各章に割り当てられて丁寧に説明されているので理解がしやすい。
・練習問題がある。各章ごとに練習問題が複数用意されているので、実際に理解が出来たかどうか確認出来る。
・非同期アプリ、API呼び出しについての章がある。実務でおそらく一番頻出するであろうTypeScript使い方について、シンプルな例を元に説明されているので、実践への良い足がかりになる。
気になった点
・実践例についてもう少し記述が欲しかった。しかしあくまで言語の入門書なので、無い物ねだりかもしれない。
まとめ
総じてTypeScriptという言語を学ぶにあたって必要な項目全般に関して記述があるので、言語の入門書として秀逸な出来だと感じました。記述も読みやすいし練習問題で確認も出来るので、TypeScriptを学ぶ最初の一冊としておすすめです。
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