8/15 死についてのハドル【番外編 合気道と死】まとめ
ハドルとは。
仕事(と稽古)に忙しそうでキャスティング出来なかった待望のゲスト、合気道化師マツリさんのスケジュールがあいたので急遽番外編。テーマはもちろん「合気道と死」笑
マツリさんってどんな人?
僕もマツリさんに稽古をつけてもらって合気道歴5時間のにわか。その関係性と波乱万丈な経歴からハドルが始まるとこうなる。
そもそも、武道と死は近すぎ。
と、マツリさんから話題を切りだしてくれました。なるほどたしかに。
空手とかだと正拳突きや廻し蹴りなど喰らうことも想定して体も鍛えるわけですが、合気道の場合は刀剣やナイフ・槍などを持った相手を想定して稽古しており、当たったら死ぬ前提なのだと。たしかに僕も5時間で何度も死んだ。そこでマツリさんから名言。
合気道、合気道の話をしているのにいちいち人生観みたいな話になりがち。
合気道の基本であり真髄(と、にわかが思う話)
とマツリさんからお話。ほんのちょっとのことで相手を翻弄できる。やらせじゃね?ってなるような動画みたいなことも、一度稽古を受ければ体感として納得できる。
いかに余計なことをしないか(普段してるか。)「やらない」を、やる。これがほんとに合気道の面白いところだし、難しい。
僕もこのSlack内の「#人間研究所」という真面目な議論をするチャンネルに、最小限の力で加害することに挑戦してみた⇩
って話をしたらマツリさんから「う〜ん、加害もそうですよね〜。【やろう】とした時点で、そいつのバランスは崩れている。」と、しっかりダメ出しいただきました笑。押忍。
合気道にハマったワケ。
海外にいた頃はバスケをやっていた。それは日常に溶け込んだ遊びだったが、日本に移ると時間も場所もだいたい部活にしかなく、体も衰えていくのを感じたという。
すると「競技」よりも「型」に興味をもつように。「理屈」に合った動きをすれば勝てる。さいしょは空手をやっていたが「理屈」を言語化してくれたのが合気道だった。
姿勢は死生。
一度、腰を患ったそうだが、理屈に合った動き・姿勢を意識していたらそれも治ったそうだ。合気道は体のバランスを整える。
そして「余計なことをしない」「やらない」をやる合気道は、衰えていても出来る。爺でも(むしろ爺が)つよい笑。
そういった魅力に取り憑かれていったそう。
5年おきにリセット。
海外生活についても聞いてみた。
前述のような、幼少期から海外を飛び回る経歴で育つのは、環境・友だち・言語・文化などが、5年おきにリセットされる感覚。。。
アイデンティティクライシスはほとんど起こらず、むしろ「どんなことも、起こるのだ」という「先入観のなさ」を得たことで「イマイチな(と言われる)漫画にも入り込めるようになった。」というイイ話にクソワロタ。
「死」との距離感。
自爆テロなども身近に感じていたマツリさんに「死」との距離感を問う。
人があっけなく死ぬ。日本とでは「死ぬ確率がダンチ」って言葉に笑っちゃったけど。
そういう意味でも、日本の武道を信用してなかったと言う。だって撃たれたら死んじゃうじゃん、って。
しかし武道の意味は「精神性」にあった。
生と死、天と地などなどの「陰陽」は根源的にひとつ。ひとつから、反対が産まれる。
武士道とは死ぬことと見つけたり
普通に物理的に、一歩踏み込んだ方が相手の距離を殺して自分が生きることが出来る意味もあるが、人生観にも繋がる。
やると決めたならば、やりきること。
僕の死生観「ちゃんと死ね」とも似てる。
ココまででハドル、約1時間。
ではマツリさんに質問タイム〜。ってリスナーに委ねたら合気道教室になってきて、あぁじゃないこぅじゃないと合気道の術理などについて相談。
スラムには経験者も多いし、聴いてた初心者も興味持ってくれて、オフ会やりたいね〜って流れになり急遽「#スラム合気道部関東支部」を作成。
光の速さでオフ会が決まったので、質問タイムの内容などはコチラに体験しに来てね!
(コチラ延期になりました!)
(コチラ延期になりました!)
とは言え一応メモしとこう。
さいごに。マツリさんにとって合気道とは?
と「プロフェッショナル」みたいな質問。
曰く、
遊び相手であり追求するものであり、良き師、良き士。
みんな「良き死?」ってなったけど笑。
お話を聴いていて、僕からみた「マツリさんにとっての合気道」は「マツリさんの人生を説明してくれるもの」と感じました。
その話、誰かもしてたよね〜って言われて、そうか…もっと深く潜りたかったなと反省しつつ、次回「性と死」につづく。
(※性と死ハドルは8/18に実施されました)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?