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(主に芝居界隈の)キモさについて。4/7日記。

サムネは「BAKA IS NOT DEAD!! イノマーGAN日記 2018-2019」より

タイトルと本文はこのnoteを読んだ感想です

トリさんの文章は大好きでとても楽しいし、飲み会帰りのクダリとかめっちゃ好き。この先はネタバレ含むので先に読んでくれると嬉しいけどべつに読まなくてもいいよ笑。

BGMにどうぞ。


トリさんのお陰でわかった。

アタシがなんで芝居界隈苦手なのか。同族嫌悪だ。「人は人を嫌うとき、相手に自分の嫌な部分を投影してる」ってなんかの本を読んだ誰かがnoteに書いてたけろ、ほんまそれ。

演劇は「共有を許された」特殊な営み。

トリさんの言語化が脳髄に響く。ああそうだ、だからキモいんだ。


大学を卒業(してないけど)した僕は舞台袖で働いていた。

学生時代に吹奏楽をやっていた関係で声をかけてもらい、ありついた仕事だった。舞台とか大道具とか言われる仕事。芝居だけでなく、音楽やお笑いから眠くなる講演会まで色んな界隈を見てきた。

その中で断トツにキモかったのが芝居。「演劇」じゃなくて「芝居」っていうところもキモい!ロボじゃないですエヴァンゲリオンですみたいなキモさ!なので音響室で休憩してるとき先輩に言ったことがある。「芝居やってる奴らってキモくないすか?」すると先輩は言った。「あん?お前ら(吹奏楽)もだからな!?」その時は「デュフフフ」って笑うしか出来なかったけど、音楽を離れて何年か経ったらわかるようになった。アタシらの時代にはなかったけろ今はTVなんかでも吹奏楽部が取り上げられるようになって観てたら「私達の最高のネリベル(曲名じゃなく作曲者名で言ったりするう〜)を演りましょう!」とか青春してるのにはまだ耐えられた(「頑張ってる高校生」がアタシの中の性癖。たぶん自分が頑張れなかったから。)のだけど、その父兄までもが「〇〇高のネリベルを!魅せて下さい!!」とか熱くなっちゃってるのが最高に気持ち悪くて「(先輩の言ってたこと)ほんまや!」ってなった。笑

でも気持ち悪さでは第3位くらいかな。やっぱり断トツで芝居がキモくて、第2位の話を飛ばっちりでするとYOSAKOI。ヨサコイの何がキモいっちゅ〜か、1つ言わせてもらうと「プロに任せろ」と。「ちょっと舞台のこと分かった気になってるリーダー」みたいな人がなんやかや注文つけてくるの、いらんねんコッチはプロやねん口出しすなってなったわよね(当時)(20年前の話)。アタシも今では舞台のことちょっと分かった気になってる素人だし、人を嫌うときは自分の嫌なところ(口出しすな)を投影してるってことは補足させて貰うわね。話を戻そうね。

「共有」がキモさの別れ道?

「共有」が一つの分岐になり、救いになる道なのかもしれない。

前掲トリさんのnoteより

芝居において「共有」がめちゃめちゃだいじなのはトリさんのnote読んでも感じるとこ。人生を丸々共有するのだから、そりゃ断トツでキモくもなる。TVで女優さんなんかに「今回の役はどんな?」て聞いて「〇〇ちゃんはとっても純粋で真っ直ぐな子で〜」とか返ってきちゃったら、キンモ〜〜〜!ってなる。「真面目な銀行員です」くらいにサラッと言えないものなのか。まあね、役作りして気持ちを作って入ってくんだもんね、キモくてステキだね、うん。

しかし演劇なぞは、どこまでいっても虚構の世界の話であって、共有を許された営みであることには間違いない。

前掲トリさんのnoteより

虚構に気付いた役者たちは、リアル世界でも共有を試みる。すなわち「芝居観」や「人生観」までをも語り合う。しかしこれは偏見だが、芝居界隈には頑固者が多い。(得てして表現を生業にしようとするものは、そうである。エースピッチャーのようなマインドがなければ表現で食うことは出来ないだろう。)飲みながら、そろそろ殴り合うんじゃねぇかと思うほど議論が白熱する様子もキモい。

イケメン俳優や美人女優さんが結婚などすると世間の人はショックを受けたりするが、こと俳優同士の結婚に関して僕は「キモさを外に持ち出さなくてえらい!」と思っている。と同時に「大丈夫か!?」とも思っている。綾瀬はるかさん、僕と結婚してください。

みんな寂しいし分かって欲しい

というようなことを僕は繰り返し日記で書いているのだが、だからって寂しい!分かって!と近づきすぎると人はキモくなるものだ。しかし芝居界隈は貪欲に共有しようとする。だから最高にキモくて最高なのだ。

20代の頃、躁状態だった僕は「日本中のウザいキモいを独り占めにしたい」と言っていた。この言葉を語ると長くなりそうなのでいつかの機会に譲るが、芝居界隈苦手なぞはどこまでいっても同族嫌悪であって、僕はキモくあることには間違いない。

このキモさが愛着障害ってやつか…

トリさんのnote読んだ翌朝の書き殴り。

完全に分かり合えることなどないんだし

共有とか諦めちゃった方がいいのかな?いや「キモい」を独り占めしたかったんちゃうんかい?それがイイのか、それでイイのか。

「結局、バランス感覚なんだよな。それが取れるか取れないか…プロとアマの違い。」

サムネより。全てに付き纏う問題。

僕たちは、わかって欲しいのに伝える言語を持っていなかった。

だから安易にセックスなどしてみたりする。もっと語り合うべきだ。問うべきだ。時間をかけて。言葉を探していくのだ。言葉が邪魔くさければ音楽に返す。描く。踊る。セックスはその向こうにある。

安易なセックスは雲を掴むようなもので、なにかを手にした気になっても、それは水滴となり海へ流れていく。

綾瀬はるかさん。おっぱいだけでもイイです。何卒、宜しくお願い致します。DM待ってます。

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