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苦手は克服せずに、放置する。

 2021年の夏から趣味で絵を描いていますが、完全シロートの私が絵を描くうえで、最初にぶち当たった壁が「髪の毛」でした。。髪の毛をどうやって描いたらいいのか分からな過ぎて、結果、描かないことにしたんですが(苦笑)そんなワケで、最初の頃の絵には髪の毛がありません。

EXOベッキョンさんのつもり

 当初は「ちょっとアートっぽくて良くない?」と思っていましたが、今考えると恥ずかしい限りですね(汗)出来るのにあえてやらないのは芸術だけど、出来ないからやらないのは、単に「ヘタ」なのです(爆)

 苦手な髪の毛をなんとか克服しようとがんばると、だんだん絵を描くのが憂鬱になってきます。私はプロのイラストレーターやアーティストになりたいワケではなかったので、楽しく描き続けていくために、髪の毛問題は一旦横に置いて、描きたいところだけを自由に描くことにしました。そうするとめちゃくちゃ楽しくて、毎日毎日描いてましたね。

EXOディオさんのつもり

 そんなある日、こんな風に思うようになりました。 

「推しに素敵な髪の毛を描いてあげたい…」

 そりゃあ〜そうですよ、いつまでも推しが白髪でいいワケがないのです。大好きな人のために『素敵な髪の毛』を描く必要が私にはありました。もちろんイヤイヤ描くのではありません。上手く描けるようになりたい!という壮大な夢に向かって(笑)前向きに取り組み始めました。好きな人のためにがんばることは「努力」とは言いません。それは必然であり、当然であり、自然な事です。「好き」のパワーは無限大!(急に熱く語る)

 で、まず最初にやったのは、1本1本地道に描いてみることでした。

EXOカイくんのつもり

 いんや〜、髪の毛だけでレイヤー10枚使いましたが(iPadのお絵描きアプリで描いてます)がんばった割には思うような仕上がりにならず…(なんだかヅラっぽい)描きたいのはコレじゃない!ということで、1本1本描くのはボツに。ただ、この経験によって「どうしても描けない時は1本ずつ描けばいいや」という開き直りの気持ちが持てるようになり、これはこれですごくプラスでした。

 その後は光と陰を意識しながら描いていますが、まだまだ最適解は見つけられていません。。とはいえ、多少なりとも自分の理想に近づいてるからか、以前のように描くのが苦痛という事はなくなりました。今では髪の毛も含めて描くのが楽しいです!

 半年間描きためた中で、一番上手く髪の毛が描けたんじゃないかなぁ〜と思う絵がコチラ(↓)です。

EXOディオさん(のつもり)

坊主か〜い!(笑) 坊主頭は意外と描きやすいです(特に美坊主)

 「弱点は克服すべきだ」と考えがちですが、楽しく続けるためには苦手な事を「放置」してもいいんじゃないかと思います。無理して克服しなくても、続けるうちに自然と上手くなりたい!と思うようになるし、自発的に描きたいと思ってから、苦手な部分に取り組んでもぜんぜん遅くはありません。だって、人生はとても長いのです。
 好きなことだけを突き詰めた先に、自分にしか描けない絵に到達することだってあり得ます。継続は力なり! 楽しく続ける事が、結果的には近道になるんだと思います。

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